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長州力 引退試合

2019年6月26日
長州力の引退試合が行われた。

60オーバーのおっちゃんというか
おじいちゃんとも言っていい年齢で、
日々、身体を鍛え、照明に照らされた
高音のマットの上で闘うこと自体が、
尊敬しかない。

ハードな運動、階段の上り下りだけで
息が切れるような自分を考えると
50オーバーでプロレスラー、
それは、とんでもないことだ。
やれ、ショーだの
やれ、八百長だの
そんな言葉は愚の骨頂である。

現役生活45年…
しかも、その職業はプロレスラー
とてつもないことだ。

幕末の志士の話に
心引き込まれていた高校生だった
私にとって、
プロレス界で長州力が革命維新軍で
新日、全日を暴れまくる姿は、
幕末ではなく、昭和に、具体的に
〝革命〟というワードが刺さりまくった。

引退試合後の記者会見で、
猪木会長と馬場さんへ、賛辞と
感謝を伝える姿に、胸が震えた。
1982〜1985年の高校時代の
自分がよみがえってくる。

最後の試合後、リングで
饒舌で温かいスピーチ、泣けてくる
〝キレてないよ〟
〝コラァ、タコ〟
あれが、パフォーマンスなのか、
激情なのか、わからないが、
この笑顔での素敵なスピーチだけでも
感動なのに、

自分が、勝てないたった1人の人
と紹介して、リングに上がってきたのは、
奥様だった。
抱き合い、キスをする。
素敵すぎる。

これには、負けたよ
と絶賛するのは、天龍源一郎。
この日の試合は、ゲスト解説が
天龍源一郎だった。
インパクトある解説だった。

50代、60代、
おっさん、おじいちゃん、
否、男ってのは、いつまでも
闘うのだ、という姿を見せ続けるのだ、
映画界でも、
スタローンやシュワルツェネッガーも
70代でも、アクション俳優として
闘い続けている。

プロレスラーの姿によって、
救われてる人は多いと思う。

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