見出し画像

自分のミッションを見つけるための考え方

こんにちは。人間回帰の榎本です。

今日は以前共有したミッションを見つけてその人らしく生きる人を増やすクィア・アイPJをいよいよ本格的にスタートさせていこうと思っておりいます。(人間回帰の一貫でみんなが人間らしく生きることが僕にとって生きがいのため)

様々な方に「検証」という形でミッション発見のヒアリングなどをたくさん実施させていただきました。(ご協力いただいた方ありがとうございます!!)その試行錯誤の中で僕の中でミッションを見つけるための方法論が大分形となってきました

そこで今回は見えてきた基本的な考え方をシェアしていきたいと思います!

「自分らしさ」が求められる時代背景

そもそも人のミッションというのは世界からのメッセージとも言えるので、その時その時代に求められている側面があると思います。

僕のミッションの場合、以前下記のようなnoteでお伝えしましたが、人生においてますます下記の問いに答えられる必要が増していると感じたことから降りてきました。

「自分は何者であるのか?」
「人生の意味とはなにか?」
「あなたの人生の目的はなにか?」

冒頭のnoteでいう下記の段階で、より言語化された自分の身体として腑に落ちるミッションが必要だと思うんです。

E:自分のミッション・ビジョン・バリュー・特性がまだわかっていなく、心の声も聞けていない
D:自分のミッション・ビジョン・バリュー・特性がまだわかっていないが、心の声は聞けているが、試行錯誤ができていない
C:自分のミッション・ビジョン・バリュー・特性がまだわかっていないが、心の声は聞けていて試行錯誤も続けている
B:自分のミッション・ビジョン・バリュー・特性がわかってはいるが、言語化できていない
A:自分のミッション・ビジョン・バリュー・特性がわかってはいて、「意識レベル」で言語化できている
S:自分のミッション・ビジョン・バリュー・特性がわかっていて、「意識レベル」で言語化もしており、それを元にブランディングもしている

その理由はいくつかあります。まずは物質的な豊かさが幸せにつながらないことにみんな気づきはじめているからです。物質的な豊かさは計測しやすいので、それに向けて1つの正解みたいなものが定義しやすいです。ただ鋭い人は気づいていますが物質的な豊かさは肉体的な豊かさのことであり、人はいつか死ぬので行き着く先は無意味ということになります。
それはまるで、ハムスターが回し車を必死に走り回りますが、結局は何一つ周りの景色は変わらないことと似ております。(走っている間は回し車しか見えないので気づきませんが)

また、時代の変化が激しい中で正解も見えづらくなっております。過去はニュートン科学的な分析でうまくいきましたが、現代は複雑系科学のため所与の答えが見えなくなることが、「科学的に」立証されております。
そんな時代で重要なのは自分の身体性を使った直観力を磨くことで、全体の地図は見えないけど、自分のコンパスを持って原理に従って進むことです。

また過去のnoteにも書きましたが、エーリッヒ・フロムが下記のようなことを話しています。

過去の危険は人間が奴隷になることだった。未来の危険は人間がロボットになるかもしれないことだ。

現代は、「不幸せなロボット」が「幸せなロボット」になる方法は溢れてますが、「ロボット」が「人間」になる方法はほとんどないな、と感じております。
このロボットを人間にするのが僕のやりたいことです。

ミッションを見つけるのを妨げる3つの幻想

日本社会はミッションを見つけるのを妨げる言説にあふれています。それはそもそもの社会が人間的に作用する仕組みでないことが大きいです。
例えば、新卒一括採用や終身雇用などメリットもありますが、現代に適さなくなってきている制度が大きな要因になります。
たくさんの方のミッション発見をお手伝いしてきた中で共通して持つ「幻想」を3つ紹介します。

■幻想1:「社会人になるときに何者かでないといけない」
1つ目は教育と仕事が結びつかず、「何者かであること」を突然求められるということです。教育と仕事が分断しており、学校教育では正解のある答えを追い求めることを重視しており、新卒採用のタイミングで急に「何者かであること」を求められることです。
新規事業では新規プロダクトが死ぬ社内承認タイミングなどを「死の谷」と呼びますが、これは自分という唯一無二のプロダクトとして社会に貢献していく過程で出ていく前に可能性を押しつぶされる「自分らしく生きる上の死の谷」と言えます。
しかし、複業で50社以上の会社で仕事をして様々な社会人や企業を見てきている僕の定性的な感覚では、世の中の95%以上の人は新卒に「何者かであること」を求めているのに、自分は「何者でもない」=ミッションがないことがほとんどです。
つまりそもそも、急に「何者かであること」を求めること自体が問題なんです。

■幻想2:「働き方にも1つの正解があり格付けされる」
幻想1でも話した学校教育の弊害ですが、働き方や企業にも正解があり、
「大企業に入らないといけない」
「コンサル業界ができる人が入るところ」
「安定は公務員だから公務員が一番」
といった世間の声(働き方の正解らしきもの)が蔓延しております。
ここで言いたいのは、ベンチャーが良いとか外資系が良いとかということではありません。そもそも、その「何が良いのか?」という正解を求める姿勢が間違っているということです。
そのように考えられているので、自分には合わない会社を受けて、自分には合わない会社に断れたら自分の人間性全てを否定されたような気持ちになり、学歴を気にしたりロジカルシンキングや問題解決力の知識を身に着けようとしたり、自分に嘘をつこうとします。
非常に陳腐な言い方ですが、人間は可能存在であり人によって正解は違います。1つの正解を求めようとすることが自分を苦しめ、自縄自縛になってしまいます。

■幻想3:「1度失敗したら終わり」
新卒の人の中には、1社目で必ずいい会社に入らないといけない、と念じている方が多くいます。その考え方は1度失敗したら全て終わりなんだという考えかと思います。
しかし冷静に考えれば、何も就業経験がない状態で選ぶ1社目の会社は、ドラッカーが言うようにほぼ「くじびき」です。
そして1回目で失敗してはいけないと力むことで、余計うまくいかなくなると思います。もっと力を抜いて自然体で臨む方が楽ではないでしょうか?
むしろ働くことはすごく楽しいことです。
また、転職も今当たり前になりつつあります。
「最初の会社を選んだら3年はいないといけない。」ではなく、だめなら転職するくらいの気持ちでいいと思っております。

上記のような3つの幻想が特に働くという場面では「お金」が絡み、それには生存が関わるので自分の心を声を聞くのを諦めたりミッション発見を諦めてしまう人が出てきます
この考え方をまずは自覚することが最初のステップです。

もっと人生に対してビッチ(尻軽)になる

そこで僕が提唱しているのは、人生に対してもっとビッチになることです。
ふざけたような言い方ですがきちんと考えがあります。あまりに「こうすべき」という観念の奴隷になっている人が多いので、これくらい振り切って自由になる方が良いと思うんです。

■ビッチの考え1:「とりあえずやってみる」
最初から正解を引き当てられる人はいません。まずはヤリ●ンの気分で1回やってみるか~くらいの気持ちがいいと思います。
まずはやってみようと思って軽い気持ちで「実験する」「試す」ことで見えてくるものがあります。
一番良くないのは、やらずに頭の中でばかり考えて「自分探し」をすることです。世界をバックパックで旅をしたり、哲学書を読み漁ったり、真理を追い求めてセミナーやコーチングを受けるのは、その行動力や姿勢は素晴らしいと思うのですが僕は全くおすすめしません。
自分の思考や知識に答えはないからです。答えはあなたの感覚にあるのでそれを呼び覚ますためにもまずは行動をしてみることがおすすめです。

■ビッチの考え2:「自分の『感じ』を大事にする」
フィーリングが重要です。難しい言い方をすると「身体性」です。
自分が感じる痛みや喜びは自分へのメッセージを捉えてみてください。人によってそれぞれ異なる痛みや喜びを感じるのはなぜでしょうか?それは世界があなたに「あなたのミッションはこれだよ」と教えてくれているんです。
人によっては「自己分析」をして過去の原体験などをベースに自分のやりたいことを定義していくやり方はおすすめしません。
表面的には過去の体験から探るという点では同じに見えますが、本質は異なるからです。この身体性を用いるやり方は自分の本質を見つめ直すことです。
自分の心の声を聞きましょう。(こちらについてはこれだけをテーマにnoteにまとめてます)

■ビッチの考え3:「期待と振り返りはする」
ビッチとは言っても全く考えなしに行動するのはやめてください。おそらくビッチな人も「あの人はテクニックがありそう」といった期待があるはずです。そういった「仮説」を最低限持った上で行動しましょう。外れていてもいいんです。
そして、その上で期待通りだったか?を考えてみましょう。ビッチな人も「実際やってみたら全然だめ」みたいな振り返りはするはずです。そういった仮説の「検証」をして、次の行動のヒントにします。
検証の際は自分の感じを重視してください。頭で考えるのではなく、心の感じが重要です。

意識の構造から考えるミッション発見

上記の考えは、僕やミッションを見つけた人の経験談と、実際にミッションを見つける支援をしている中でできた理論ですがイマイチ説得力にかけるな~とも思います。
なので最近まとめた意識の構造を使って、ミッション発見について説明したいと思います。

人には下記のような意識の構造があります。

画像1

人が自分だと思っているものは実は自分ではありません。
それは「セルフイメージ」や「ビリーフ」といった過去の経験から作られた考え方で、普段自分だと思って感情が巻き怒っているのは、この「セルフイメージ」や「ビリーフ」が反応をしているからです。

行動をして身体の感覚を目覚めさせて、心で感じる、心の声を聞くというのは、このセルフイメージではなく、本来の心の感じで感じるということです。
なので簡単に書きましたが実際にこれを実施するには、意識から感情やセルフイメージ・ビリーフといった考え方、知識や思考を分離する必要があります。

ミッション発見に向けて必要な取り組み

上記の考え方をベースに実際にミッション発見をするためには技術や体得するプロセスが必要です。

■やりたいことの深堀りワークショップ
自分のセルフイメージやビリーフではなく、本来の自分が求める「やりたいこと」をなるべく精度高く見つけるためのワークショップを構築できました。これによって過去を深ぼったり、セルフイメージやビリーフに関わる根本の部分の診断を通して、自分の中にそこそこ精度の高い仮説を見つけます。

■身体性向上セミナー
自分の中の『感じ』を高める知識も体系化することができました。
実際はかなり身体を使って自分の頭だけで考えないようにするやり方を身体知に落とし込むことができます。

■試行錯誤プラン作成ワークショップ
上記の上で大事なのは、仮説検証のための試行錯誤プランです。
それを作り定期的な検証を通して自分の中でミッションの解像度を高めていくことができます。

ミッション発見のためのオンラインサロン

上記を今までは個別にお話をして支援してきましたが、それよりも複数の方同士でいろいろなレンズやフィルターを通したフィードバックをしあう方がよりミッション発見をしやくなることが過去のミッション発見支援の中で明確になってきました。

そしてその上で一番良いやり方が、「オンラインサロン」なのではないか?と考えております。
オンラインサロンでお金を稼ぎたいというよりは、お互いのミッション発見を相互にし合ったり、ミッションを見つけた人の体験談や経験談をシェアすることで、すごく良いコミュニティになると思っています。

こちらに関しては希望者が知人でいるものの、まだ検討中の段階です。
まずはβ版から始めるか、参加者をいかに制限するか、オンボーディングの過程などオンラインサロンの設計をした上でご連絡したいと思っております。

参加希望の方はこちらの事前お申し込みフォームにご回答ください。(参加確定ではなく、詳細決まり次第ご連絡させていただくフォームです)
https://forms.gle/yZzEFXLM1YdgRGpeA

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?