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歌のちから

今日、2024/12/4は明後日のライブ本番に向けた最後のレッスンでした。
調整や打ち合わせも兼ね、さて頑張ろう。と頭では思っていても体と心がついてこない
こんなタイミングでやめてくれよ。と悔しくなるほど、鬱に全てが蝕まれた目覚めでした。

豊岡から宮津への道中、1時間の道のりを普段は運転しながらの声出しに充てるのですが、どうにも声も出ない。
声が出ないどころか、出発ぎりぎりまで何も手につかず化粧もできていない、ようやく歯磨きと安定剤摂取だけを叶え、そんな状態での運転でした。

教室につき、体調の不良を申告。
その際、もしかしたら歌いながら泣くかもしれない、けれどもうそれはどうしようもないので気にしないでください。とお伝えしました

こんな本番直前になって、情けない事この上ないと非常に悔しく、病気さえなければ…と自分を呪いながら
歌を歌いました。

あんなにぼそぼそとした覇気のない声で喋っていたのに、ピアノがはじまり、それに声を重ねた時、不思議な程にしっかりとした音が出るのです。
バラードが3曲続いた後の4曲目、その曲では今まで出なかったような太い音とアップテンポでコメディな曲の雰囲気にしっかりとはまれたような気がしました。

今日は泣くと思う、と言っていたのが嘘のように楽しく、体温が上も息も上がり、着ていたニットのカーディガンを脱ぎました。

ジャズに通い出した理由のひとつに、音楽療法的に定期的に音に触れたい。というのもあったのですが、今回まさにそれを体感するような1時間でした。

不思議な体験だったので、まだ高揚しているうちに、メモとしておきます


それから、もしかしたら歌に関してまた新しい展開があるような予感がします。
お伝えできる時が来る事を願って…

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しのよしの
物好きの投げ銭で甘いものを食べたい。