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インパーソナル・ライフ あなたとわたしは共に神である 第十六章 キリスト意識と愛


** インパーソナル・ライフ あなたとわたしは共に神である 第十六章 **

書籍紹介
本書は、約100年前の1914年、米国のキリスト教神秘主義者ジョセフ・ベナーによって著されました。「神」と「人間」の間にある分離という幻想を打ち消す、不二一元論・ノンデュアリティ思想の究極の書とも呼べる作品です。その教えは英米のスピリチュアリスト達の間で今日も愛され続けています。

「あなた」と「わたし」はひとつである − 「神」と「人間」の間に分離など存在しないと教え、少しずつ読者をその悟りへと導きます。

「脱宗教時代」の混迷の中、あなたの信仰を救うのは、あなたの中に存在する神そのものです。

「奇跡のコース(奇跡講座)」や「神との対話」シリーズを学んだ方にとっても、より深い意識変容をもたらすであろう作品です。
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今回、第一章および第二章を、noteにおいて無料公開しております。


** インパーソナル・ライフ あなたとわたしは共に神である 第十六章 **


イエス・キリストという存在に信頼を寄せるあなた。わたしの言葉は、あなたの主であるイエスに対する信仰を破壊してしまうものであると、あなたは恐れているかもしれません。これから話す事を、よく聞いてください − 。

約二千年前、わたしのイデアが神の現実・実相を表現すべき段階にあった時。その表現を行うと同時に、人間が地上で為すべき事を思い出させるために、特定のパーソナリティを通してわたしを表現する事、つまり、ある人物の中に神の性質を顕現させる事が必要であったのです。

わたしはその事を、ガリラヤのイエスを通して行いました。
人間的理解力に合わせて描写されたわたしの教えが、彼を通して当時の人々に与えられたのです。そして、神性のイデアを完全に表現するため、わたしの生命が彼により顕現されたのです。

わたしがこの目的のために創造したイエスというパーソナリティ、そして彼の象徴的経験を通して、全てのパーソナリティが経験すべき事をあなたに示す事ができたのです。それは、わたしの人間的性質、つまり全てのパーソナリティを創造したわたしの性質が、再びこの神性を意識的に発現していけるように、インパーソナルな状態へと還るためであるのです。

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