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共同体感覚が築かれていく・・を体感したサマーキャンプ(1)

わたしは、自分が本質的になにを伝えたいのか・・という状態や状況になったとき、よく英語で表現しなおしてみます。
英語が堪能だから、ではなく、英語で表現してみようとすることで違った角度から自身の意図を俯瞰してみれるからです。

では、『遊び心』を自分なりに英語で表現してみると・・
"playfulness" や "sense of play"に加えて、”curiosity"や"imaginative mind(想像力)"”creativity(創造力)”、"Spontaneity(自発性)”、"Open-mindedness/Flexibility(柔軟性)”、"Sence of Humor(ユーモア)”などが頭に浮かんできます。

8月5日(土)から8日(火)まで3泊4日で弊団体(一般社団法人アプライドインプロ協会)主催のMAHALOBA KIDS SUMMER CAMPを開催していました。
3歳児から小学校6年生までのちいさい人たち8人と、その親御さんでAIFAで学び合う方々10人(途中抜け・途中参加含め)合計18名で島根県隠岐の島にあります海士町但馬屋さんを起点に2023年の夏と海や自然を満喫してきました。

帰りのフェリーから観る海士町。温かい涙で滲んでます。

MAHALOBA KIDS SUMMER CAMPの初日
Day 1:8月5日(土)
14時25分発の隠岐汽船しらしま に乗れるように境港集合!
東京からは飛行機+鬼太郎列車、大阪からは車や高速バス、そして島根県内からはもちろん車で、参加者たちが境港に集まりました。
早く着いた人たちは水木しげるロードを楽しむ・・・・・・ 予定でしたが、猛暑過ぎて、すぐに涼しい場所に避難する人続出。
っが、ほんと大好きです。水木しげるロード。妖怪好きにはたまらない場所です!

暑すぎて、氷屋さんに釘付け!
しげるロードは、こんな素敵なブロンズ像が溢れています。
ブロンズ像とTHANK YOUゲーム*をして遊んでいるだけで、1日が経ってしまいます。
*THANK YOUゲームについては、こちらのポッドキャスティング(8月25日配信予定)から詳しく聴いてみてください。

2006年、はじめて訪れたときよりは、ずいぶんと繫栄していますが、道のあちこちにいるブロンズの妖怪たちとの対話はいつ来ても楽しい時間です。
全員が集まり、いざ乗船! 今回は、人数も多めだったので特2等で予約を取りました。おかげで、ちいさい人たちは、さっそく遊び心を大発揮! 棚をアパートメントに見立ててみたり、枕を集めて、じぶんだけのお城(居場所)づくりがはじまりました。

ひかるちゃんと遊ぼう!というオンラインのちいさい人向けの学び合いの場を創ったのがコロナが始まった2020年5月。
そこに集うちいさい人たちが、今回は8人そろった形になります。まだ生まれて半年くらいだったHくんももうすぐ4歳。
みんなの中ではいちばんちいさい人だけど、彼のおかげでちいさい人たち同志がつながり、助け合いが起こっていました。

棚に入れてしまうちいさい人たち。彼らにとっては立派なアパートメント! 
甲板にいる怪獣をやっつけに行くぞ!の図

3時間ちょっとのフェリーの旅は、こんな感じであっという間に過ぎました。
西ノ島で内航船に乗り換えて、いざ海士町へ!
大きなフェリーから、ちいさい内航船に乗り込むことは、ちいさい人たちにとってはこれも冒険。ワクワクが止まらない初日です。

内航船でのわたしの定位置。船の後ろで水しぶきを感じながら、海士町に向かっていく小さいけどパワフルな船にワクワク度は大爆発! 小さい人たちも大興奮!

菱浦港に着くと、但馬屋さんからお迎えが来てくださっています。 ちいさい人たち全員+わたしが第1陣として、但馬屋さんへ移動。
海に囲まれ、いまの季節はさらに青々とした稲が揺れる島の道を車窓から眺めるちいさい人たちからは、期待と興奮とちょっとした緊張感が伝わってきます。

但馬屋さんに到着!わたしにとっては、懐かしい第2の故郷。
みんなにとっては、はじめましてのまだまだ未知の場所。

 荷物を置いたら、さっそく探検したいのがちいさい人たち! 「さて、ひかるちゃんはどこに連れてってくれるんですか?!」と言わんばかりの顔で眺められるので、真っ先に連れて行ったのはここ。

但馬屋さんから歩いて5分もかからない場所にあるわたしの隠れ家。
島の人はもう死んでる・・というけど、わたしにとっては、まだまだキラキラした海
事前にどんなところで遊ぶのかを確かめた1日目。そのおかげで、翌日はみんな「海!海!」コールが止まらない。っふっふふ。まんまと乗せられたね!

ちいさい人たちを連れて海を眺め、但馬屋さんに戻る途中、今回の私にとっての旅の目的である大好きなじっちゃんとばっちゃんが畑仕事をしているところに遭遇。
じっちゃん「それみんな、あんたのこどもか?しばらく見んうちに、たくさん生んだなぁー」
ひかる「そうです!わたしの大切なこどもたちです!っが、残念ながら、私は生んでないのです・・・」
なんて、会話をしながら、ちいさい人たちをお二人に紹介すると、もういきなりちいさい人たちはじっちゃんとばっちゃんに馴染んでる。さすが!

うーん、、これは恐らく2006年か2007年のじっちゃんとわたし。
早朝5-6時くらいの海士の海で、まだ見える月や夜明けを眺めていました。
よく釣り船に乗せてもらって、編上げなどを手伝わせていただいていました。
このときからずいぶん小さくなったなぁ、、、
としみじみ今回の旅で再会したじっちゃんとばっちゃんに心を馳せる
じっちゃんからもらった採れたてのトマトをかじる最年長小学6年生のKちゃん。
ちいさい人たちを見守り、遊び、そして時々じぶん時間を楽しむバランスが絶妙!

ちいさい人たちと但馬屋に戻ると、第2陣のみなさんも到着していて、夜ごはんまでの間に荷解きやお風呂で潮と汗を流すことに。
そして、みんなが楽しみにしていた『海の幸!』
さらに、みやちゃんが三味線とみやちゃんのご家族を連れてやってきてくれて、ひさしぶりに聞く女将の素敵な歌声とみやちゃんの三味線。これなんです!これ!!

但馬屋さんの家の前にある田んぼで取れた艶々のお米!
3杯くらいおかわりする方もいるくらい美味しいのです。
女将のよしえさんとみやちゃんとの民謡ユニット!最高です!
はじめての花火? 近所のちいさい人たちも交じって、大量に送らせてもらった花火を
豪快に(二刀流なんてこともやってみたり。

ちいさい人たちは、ここで第1日目はお開き!
おおきい人たちだけで、こっそり夜のお散歩に。 流れ星があちこちに見えてしまう満点の星空を眺めながら、集まれたよろこびとしあわせなひとときをふりかえるのでした。

ちいさい人たちとYes,Andで過ごすことは、非常にエネルギーがいることですが、そこから得られる新鮮なものの見方や考え方は、何物にも代えることができません。そして気づいたらエネルギーが充電されています。
楽しいと感じたことは、集中して何時間も同じことができること。 その繰り返しを通して、すこしづつ上手になっていくこと。そんな様子を目の当たりにするたびに、ちいさい人、おおきい人、そんな隔たりを取っ払ったこういう自然発生的な学び合いの場(私たちはこれを『まはろば(MAHALOBA)』と呼んでいます)を広げていきたいです。

まはろば(MAHALOBA)については、こちらのポッドキャストでもお話しをしています。
ぜひ、聴いてみてください。

かなり長くなってしまったので、Day 2は、次の記事に持ち越します。
さらにDay 3は、こちら。
また、Day4 & Day 5はこちらから。

社会のひとりひとりが自分らしくを楽しめる文化にしたいと一言でまとめきれないくらいのいろんな活動をしてます。 感謝と愛に溢れた社会づくり・人づくりにすこしでも貢献できたら、と、学びを楽しみに変える教育の改革活動をしています。 サポートいただけたら勇気になります!ありがとうございます