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3つの共通点は なーんだ?「ログイン」「ノット(海里)」「ブログ」

持続可能社会の実現が求められる現在、再生可能な資源として木材が再注目されています
今日は、木材が意外なところでも再生利用されているというお話です

コンピュータ用語の「log」「log in」の語源をご存知ですか?

普段、特に意識することなく口にしているコンピュータ用語の
「log」「log in」
実は、丸太小屋「log house」の「log」と同じ語源だそうです

Clker-Free-Vector-ImagesによるPixabayからの画像

はじまりは「航海用語」でした

まだ船の速度を測る機器が無かった時代、
ロープを括り付けた丸太を投げ入れて、船の速度を測ったそうです。

ロープには、14.4mごとに結び目があり、
砂時計が落ちきる28秒間
結び目いくつ分が 繰り出されていったのか?を、
数えて速度を測っていたそうです。

28秒で結び目1つ分(=14.4m)繰り出されていったなら、
1時間に換算すると
14.4m÷28秒 ≒1852mとなります

これが、
船の速度を表す「ノット(英語でknot:結び目)」の由来で、
1ノット=時速1.852㎞であり、
1ノットで1時間に進む距離=1852mが 「1海里」となったそうです。

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ちなみに、1海里=1852mという長さは、
地球上の緯度1分(1度の60分の1)に相当するそうです

でも、そう聞くと、ノット・海里の起源が、
「28秒」という切りの悪い時間(なぜ28秒用の砂時計を作ったのか?)や
ヤードやマイルなどに換算しても中途半端な長さである「14.4m」に
由来するというより、
最初に緯度 1分=1852mという長さがあって、
そこから逆算したのでは?とも感じますが、
調べた限り定かではありません

〔閑話休題〕

「ログイン(log in)」は「丸太を投げ入れろ!」という命令だった

話を船の速度に戻して…
ロープを括り付けた丸太が「ログ(英語でlog)」であり、
「丸太を投げ入れろ!=測定はじめ!」という命令が、
「ログイン(log in)」となったそうです。

そして、
速度を測ることで航海距離(速度×航海時間ですね)が割り出せるため、
航海中に定期的に速度を測り、その記録をつけたのが航海日誌の始まりで、
記録をつけることを「log」
航海日誌自体を「log inまたはship’s log」
と呼ぶようになったそうです

それから何百年も経って、
コンピュータの動作履歴・記録を「log」
コンピュータへのアクセス開始の手続きを「log in」
として「再生利用」された訳です

そして更に更に、
「web」上の「log」が、「blog」
となったそうです(今流行のアップサイクルですねw)

takanashi66によるPixabayからの画像

木材は「再生可能」素材として注目されていますが、
まさか、「再生可能」言語だったとは驚きでした。

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