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奇跡のコース lesson6

ワークブック lesson6
わたしが動揺しているのは、
そこに存在しないものを見ているからです。

小さな動揺、大きな動揺というものはありません。
動揺は、どんなものであっても等しくわたしの心の平和を乱している。

どんな動揺も等しいなど考えたこともない。

飼い犬が命に関わる病気になって、心配でたまらない心。
飼い犬が薬を飲んだらすぐに治る病気になって、心配な心。

一万円を落とした時の心。
千円を落とした時の心。

想像すれば、大抵の人は命に関わる病気の犬への心配と
1万円を落とした時の心の動揺の方が大きく、
薬を飲んだら治る病気の犬と千円落とした時の心の動揺の方が小さく感じ、
まぁ大丈夫と思って、小さい心の動揺を心に留めずに流してしまっていることが多いと思う。

実際、私もそうやって生きてきたし、
今でもそう思ったりすることも多々ある。

でも、この奇跡のコースは、どんな動揺も私の心を波立たせることについては等しいと言っている。
そして、その動揺はそこに存在してないものを見ているから。

飼い犬が病気で死んでしまうかもしれない。

実際はまだ生きている。

1万円を落として損をしたと思う。

実際損したの?

事実を見ていない。
わたしたちは、
実際に起こっている出来事に、
起こってもいないことを想像して動揺している。

ふ、深すぎる・・・・。






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