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中田敦彦のYouTube大学 → クイズスレ ~ワイン編(その1)~(№541)

【はじめに】
この記事では、
中田敦彦のYouTube大学で、2020年1月にアップされた『ワイン』動画
をベースに、
・5ちゃんねる「ニュース速報VIP板」で開催している「クイズスレ in VIP」で(ウィキペディア穴埋め)クイズを作り、出題した模様をお伝えします。

動画の元ネタにあたる書籍については、こちらです。話題にもなりました、『教養としてのワイン』です。

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ワインに興味の無い方にもウンチクが増えれば良いな、ワインに対する知識が深まれば良いな、という思いから記事を書きましたのでご覧ください。

題して、2か月遅れの第5回「ヌーヴォーS」です。

1.ワインの歴史 編

まずは、有史以前からの歴史を持つ「ワイン」の発展から。

【 1問目 】
【 ウィキ穴埋めクイズ 】です。
しかしながら、ワイン文化が西洋へ広まった要因はやはり、現在のレバノンが位置する地中海岸沿いを拠点としていた【 何 】人であり、そしてその地域こそがワイン生産の起源とも言える。

ワインの成り立ちについては、各地域で痕跡が発掘されていて、どこを、と言うのが容易ではないかと思います。今回はこの一文をピックアップしましたが、それぞれの歴史は、ウィキペディア「ワイン」の頁などを参考に。

【 正解 】フェニキア人

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【 2問目 】
ワインについて書かれた世界最古の文献は、紀元前2000年前後に作られたシュメール語の【 何 】板である。例えば、『ギルガメシュ叙事詩』には、メソポタミアで英雄視された王が大洪水に備えて箱船を造らせた際、船大工たちにワインを振る舞ったという場面がある。

続いては、『モノ』では文献からの記述を読み解きます。約4,000年前。

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【 正解 】粘土板(ねんどばん)

さらに様々な神話にも「ワイン」を始めとする酒が登場します。例えば、

【 3問目 】
【 何 】は、ローマ神話のワインの神である。
ギリシア神話のディオニューソスに対応する。

ローマ神話では、「バッコス(バックス、バッカス)」となります。

私は、競走馬名『サンライズバッカス』の印象等が強いのですが、各地域における神話で「酒」の神は、いろんな文化(創作物含めて)に影響を及ぼしている印象ですね。

神話から宗教へ。キリスト教「イエス・キリスト」は、こうした概念を後世に伝えることとなり、『ワイン』が特別なお酒となっていきました。

【 4問目 】
中世ヨーロッパでブドウ栽培とワイン醸造を主導したのはキリスト教の僧院であった。イエス・キリストがワインを指して自分の【何】と称したことから、ワインはキリスト教の聖餐式において重要な道具となった。

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【 正解 】血(ち)

そうしてこの言葉が、現代日本において定着したのは、この方の功績も多分にあったのではないでしょうか?ww

【 5問目 】
【 誰 】は、日本の女優、タレント、歌手。

趣味・嗜好・特技 [編集]
・ワインと犬と葉巻をこよなく愛し、愛犬家としても有名だった。
・ワインブーム時にはバラエティーや教養番組等で活躍。
・フランスの四大ワイン産地から騎士号を授与されている唯一のアーティストでもある。
・「私のからだはワインでできている。」という名言を残している。

中田敦彦さんも、川島なお美さんの名前を挙げて盛り上がっていたとおり、昭和生まれ世代を中心に、『ワイン:血液』という構図、日本では川島さんを通じて定着した節があったかも知れません。

【 6問目 】
【 曖昧さ回避クイズ 】です。
・【 何 】 (修道士)
  - シャンパンを発明したと言われるフランスの修道士。
・【 何 】 (ワイン)
  - 修道士の名を使ってLVMHグループが販売するシャンパンのブランド。

同じ表現が複数の意味を持つときに「水先案内人」的な頁として役立つのが『曖昧さ回避』のページ。それもクイズにしちゃってますww

今回は、修道士名に由来するワインからです、『ドンペリ入りまーす!』。

そして、ワインが世界規模に広まっていったのは『大航海時代』でしょう。

【 7問目 】
【 何 】世紀後半、醸造や保存の技術、また瓶の製造技術が向上し、ワインの生産と流通が飛躍的に拡大した。

よく考えてみると、海外のワインが別国で親しまれている事実というのは、そこまで『当たり前』ではなかった訳です。 『ワインを保存する瓶』が、一朝一夕になったものではない、全てのモノに歴史がある訳で、そこに注目すると、クイズのネタに溢れていることに気付かされますね。

【 正解 】17世紀

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【 8問目 】
1855年の【どこ】万国博覧会……
 
この万国博覧会から公式にボルドーワインの格付けが始まった。

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『中田敦彦のYouTube大学では何度も登場している』と、あっちゃんも語るパリ万博ですが、少し誤解があって、パリ万博は19世紀後半から20世紀前半にかけて10年に1度ぐらいのペースで何回も催されています。

ここで取り上げたのは1855年の(第1回)パリ万博で、世界初の万博として1851年に行われたロンドン万博に次ぐものです。日本では江戸の終わり頃。

一方、中田さんが前に触れた『渋沢栄一』氏が訪れたパリ万博というのは、1867年の第2回パリ万博の方です。日本からも、江戸幕府、薩摩藩、佐賀藩が出展をするなど日本が初めて参加した万博だったんですが、時代背景からしても、1855年と1867年は、日本の幕末において時局が全く違いますので、動画の視聴者の皆さんは混同されませんように。

【 9問目 】
ワインにおける新世界ワインあるいはニューワールドワインとは、大航海時代以降にヨーロッパから製法が伝えられた地域で生産されるワインを指す。

すなわち、南北アメリカとオセアニアに加え、
地理上は旧世界に属する南アフリカや【どこ】で生産されるワインも含む。

クイズスレでも、『すなわち』の後の例の掲示に一貫性が無いことに苦言が呈されていましたが、言わんとしていることは何となく分かります。

【 正解 】日本

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南北アメリカとオセアニアは『大陸名』ですが、「南アフリカ」や「日本」は『国名』という不一致を見せている点が確かに気になりますねww

【 10問目 】
雨が多い都市という評判がロンドンにあるが、実際にはロンドンの降水量はローマ……やボルドー……より少ない。降水量自体は少なくとも、降水日数が多いため雨が多いと感じるのである。
また、「【何】の都」と呼ばれるように年間の【何】発生日数が多い。

ここでクイズのベタ問(?)が来る安心感。要するに、『ロンドン』の別名を答える問題と言い換えられましょうか。みなさんご存知ですか?

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【 正解 】霧の都

まあ、綺麗な霧を連想しがちですが、『ロンドンスモッグ』という頁がある様に、健康被害にも直結するものだったという事実を忘れてはなりません。

2.フランスワイン 編

続いて、ワインの本場といった印象の強い「フランス」のワインについて。

【 11問目 】
【 曖昧さ回避クイズ 】です。
・フランスの農業製品、ワイン、チーズ、バターなどに対して与えられる認証 アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレの略
・アラビア石油株式会社と富士石油株式会社によって2003年1月31日に設立された東京証券取引所1部上場の持株会社。
・Age of Empires II: The Conquerors Expansion (邦題:覇者たちの光陰)の略
・オーストラリアオリンピック委員会の略

実は4つ目以外、特に1・3つ目がトラップ的な要素を多分に含んでいる、という問題でした。正解は、

今回の話題で「AOC」といえば『アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ』の略。『日本語に翻訳すると「原産地統制呼称」「原産地呼称統制」などとなる』ものです。

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【 12問目 】
【 何 】は、暗い茶色から、紫がかった赤にかけての色。一般的には赤と黒の中間に位置する色。えび茶色。栗色。フランス語のマロンに由来する。フランス語、イタリア語などでは、ボルドー(Bordeaux)と呼ぶ。

一部省略していますが、『フランス語のマロンに由来』という部分が最大のヒントとなります。個人的には、ワインレッドなどを調べていたのですが、やはりと言うべきか差が細かく見ると定義に出てきてしまうので、こちら。

洋楽好きなら「マルーン5」が思い浮かんだり、関西の方ですと、マルーン色の電車が馴染み深かったりするのではないでしょうか。

ではここからは、用語解説的に、フランスワインに関する用語を拾って行きます。まずは、この単語。

【 13問目 】
【 曖昧さ回避クイズ 】です。
 
【 何 】とは、主としてフランス語圏で使われる語で
・王族や貴族の住居。
・田舎にある、大きくて美しい やかた。
・かつての諸侯の居所で堀や壁や塔によって要塞化され護られているもの。
・……大文字で始まる語を後ろに添えて、
 ボルドー(ワイン)の(格付けされた)ワイン農園(の名前)

ワインに関する言葉って、フランス語由来のものが多い印象もありますし、何よりお硬くて高尚なイメージがありますよね。ただ、単語で分解できるようになれば、『意味』ぐらいは読み取れるようになるそうなんです。

『京橋グランシャトービル』の話題も出てましたが、それと根っこは同じ。『シャトー・~~(何ちゃら)』なんて書いてあったら、そのシャトーの後に来るのは農園の名前なんだそうです。例えばですね?

【 14問目 】
【 5択の問題 】です。
かつての所謂「ボルドー4大シャトー」に1973年、第1級に列せられたことで「ボルドー5大シャトー」に昇格したのは?

・シャトー・オー・“ブリオン”
・シャトー・“マルゴー”
・シャトー・“ムートン”・ロスチャイルド
・シャトー・“ラトゥール”
・シャトー・“ラフィット”・ロスチャイルド

もし皆さんが、こういった名前のものを嗜まれる様なら……既にご存知か。

クイズ的には「◯大~~~(何ちゃら)」というのは、名数問題といって、よく出されるので、競技クイズなどに縁のある方は抑えておくと良いです。

【 正解 】シャトー・ムートン・ロスチャイルド

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【 15問目 】
AOC製品の印として……生産地の部分には、
「Bordeaux(ボルドー)」などの地方名、
「Medoc(メドック)」などの地区名、
「Margaux(マルゴー)」などの村名が入る。

ブルゴーニュ・ワインの場合は、
さらに「Romanée Conti(ロマネ・コンティ)」などの
【 何 】名まで入る。

先程も出てきました「AOC」に関する問題。ここで抑えておいて欲しいのは『ボルドー』というのが地名であることでしょうか。この問題の正解は、

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【 正解 】畑名

要するに、「ロマネ・コンティ」とあれば、ブルゴーニュ地方のぶどう園のワインであり、ボルドー地方の「ボルドーワイン」とは全くの別物だということが読み解けるようになります。

ここら辺の用語については、中田敦彦のYouTubeチャンネルでアップされたワイン動画②を入り口にしてみてください。(しっかりと詳しく正確に知りたい方は、自学自習をオススメしますがww)

【おわりに(その1)】

ここまで、ワインの歴史と、フランスワインの基礎用語について、クイズと共にご紹介してきましたが、如何だったでしょうか。動画で言うと②~③の範囲をご紹介する後半戦(その2)もお楽しみに!

それでは次の記事でお会いしましょう、Rxでした、ではまたっ!


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