yenta がつくりだす偶発的な出会い ~バイブス合う仲間と出会った yenta ~
yenta での出会いを経て、スタートアップの創業メンバーとなった株式会社Living Tech の水野 賢一郎さん。水野さんの出会いがどんなものだったのか、お聞きするなかで見えてきたのは、 yenta がつくりだす偶発的な人の出会いでした。
出会ったその日に、「一緒にやろう」
イェンタさん:
皆さんの自己紹介をお願いします。
水野さん:
僕は情報システムの会社に 5 年勤めて、1 年前にフリーランスになりました。 yenta で北野さんと出会い、千葉さんをつないでもらって、NOW ROOM の話を聞いて、共感できるところや刺激になるところが多くて、2019 年 8 月に会社へ参加しました。
北野さん:
僕は大学を卒業してから、2 年ほどバックパッカーをしていて、帰国後は、海外で買った民族雑貨をヒッチハイクをしながら路上販売して暮らしていました。その後、飲食店のマネージャーをして 4 店舗新規オープンしたり、タイのチェンマイと京都を中心にシェアハウス、ゲストハウスを 8 店舗くらい運営したり、英語のオンラインスクールを立ち上げたりしました。30 歳手前で東京へ上京して、その時に yenta を友達作りに始めました。水野さんと出会う前に千葉さんとイベントで出会って、”暮らしを自由に” というビジョンと "NOW" の構想を聞いて、「こういうの一番やりたかった!」とその場で一緒にやりたいと伝えました。
千葉さん:
大学卒業後、イギリスの大学院を修了して、現地で就職しました。法人営業を 2 年ほど経験したのちに、現地で物流のサービスを起業しました。その後、フランス、シンガポール、フィリピン等で事業展開して、現地企業に売却しました。2016 年に日本へ帰ってきて、越境 EC サイトを立ち上げ 2018 年にバイアウトしました。それと同時にインバウンド事業をやりたいと思い、旅館、ホテルの無人化サービスを立ち上げました。1 年間で 300 室ほどの運営を手掛けた中で、宿泊事業の課題やユーザのニーズが見えてきました。その課題やニーズに取り組むために NOW ROOM を始めようと決意しました。
イェンタさん:
皆さんの自己紹介ででている NOW ROOM というのはどんなサービスなんですか?
千葉さん:
フリーランサーはサラリーマンと比べて信用がなく、賃貸審査に落ちて住宅を借りにくい実態があります。NOW ROOM は住まいを自由にするアプリで、審査無し、初期費用無し、家具家電つきの物件を 1 ヶ月から貸し出しが可能です。4 〜 15 万円の価格帯の賃貸物件をワンタップで予約でき、収入の変動などに合わせて 1 ヶ月毎に住まいを変えることができます。恒常的な旅館、ホテルなどの空室や一時的に空いた賃貸を、 1 つのプラットフォーム上で見つけることができるようにしています。
イェンタさん:
今後はより住宅は供給過多になっていきますよね。
千葉さん:
はい。その一方で、収入があっても給与収入がないと審査に落ちてしまう実態があり、時代に合ってないのではないかと感じています。実際に知り合いの投資家や起業家も賃貸物件の審査に落ちています。
イェンタさん:
皆さんの yenta を使い始めたきっかけを教えてください。
水野さん:
2019 年 1 月から使い始めました。尊敬する経営者の人が yenta を使ってて、「yenta というビジネスパーソンのためのマッチングアプリがある。交流会行くよりも絶対いい」って教えてもらいました。僕はビジネス上の外部の人脈があまり無い状態で会社を辞めたので、新しいビジネス上のつながりをもう一度形成する必要がありました。ランチとディナーを yenta で知り合った人と一緒にすると決めて、それを毎日愚直にやり続けました。とりあえずお会いすればなんとかなるって思ってました。
北野さん:
僕も知り合いの経営者から教わりました。上京した時に東京でのつながりをつくるきかっけがなく、yenta を使い始めました。yenta は経営者にも会えるし、知り合いが増えるという話を聞きました。使い始めて、とりあえず右スワイプをたくさんしてました。
千葉さん:
僕は海外から帰ってきたタイミングで使い始めました。Web メディアの記事を見て知りました。僕みたいに、日本に帰ってきて人脈が全く無い状態の人にはとてもいいサービスだと思いました。
イェンタさん:
皆さん、環境の変化で新しい人とのつながりを求めている時に利用されたんですね。水野さんと北野さんはどのようにして出会われたんですか?
北野さん:
渋谷のタイ料理に行きました。CONROW という道玄坂にあるお店で、めっちゃ美味しいですよ。
イェンタさん:
どんなお話しをされたんですか?
水野さん:
最初は家族構成や出身の話からだんだん仕事の話題になリました。僕はフリーランスになった過渡期で今後、営業の仕事をしていく話をしました。そこで北野さんからちょうど営業を探してるとお聞きしました。
北野さん:
水野さんとお会いした時は既に僕と千葉さんは会って事業の計画を立てていたので、そこに営業として加わって欲しいと思って打診しました。
ずっと情熱を捧げられるものを探していた
イェンタさん:
その後はどのように進展されたんですか?
水野さん:
1 時間程タイ料理屋でお話しした後にカフェへ移動しました。そこで北野さんが「千葉さんって人がいるから話して欲しい」と、その場で LINE 電話で繋いでもらってお話ししました。
イェンタさん:
その場で一緒にやらないかというお話になったんですね。
北野さん:
はい。さらにその次の日にも会いました。 yenta で出会った人と一緒にイベントを企画してたので、そこにも来てもらって一気に距離が縮まりました。
イェンタさん:
正式に参加したのはいつ頃ですか?
水野さん:
最初はフリーランスの立ち位置で営業代行をして、8 月に正式に入りました。当時は 10 個ぐらい他の案件を抱えていましたが、 その中でも NOW ROOM の事は寝ても覚めても考えていてずっと頭から離れませんでした。甲子園を目指していた高校球児の時のように、没頭できる物をずっと探していたのですがそれを見つけた感覚がありました。何か 1 つ自分の中で主体者としてやりきったと胸を張って言えるような事業を探していました。そんな時に北野さんに出会い、千葉さんから入社のオファーをいただきました。
イェンタさん:
共感されたのは仕事と人はどちらですか?
水野さん:
両方ですね。僕は直感で行動するタイプなんですけど、誰かの役に立つとか、不合理に対して立ち向う事業は好きで NOW ROOM は不動産の今までのあり方を変えて新しい世界を提案していける事業だと思って熱くなれました。そして千葉さんと北野さんからは、"自分らしさ" を感じました。僕は誰かの顔色を伺ったりして、思っていることがなかなか言えない人生でしたが、2人からは自分らしいことを言って否定されても構わないという姿勢を感じました。2人と NOW ROOM の事業を通して全部叶えられるかもしれないと思いました。
お互いが認め、尊敬しあう関係
北野さん:
シェアハウスやオンライン英会話のビジネスに行き詰まりを感じていて、「次に何をしようかな」と考えていた時に千葉さんにお会いしたので衝撃でした。当時は、旅を多くしてきた人が帰国したあとのキャリアは、飲食店での仕事やバイヤーになるのが多かったのですが、私は当時会社を作るという選択肢を選びました。しかし自分で立ち上げた事業はローカルビジネスで、そのぐらいの規模でしかできないのか考え始めていました。そこに規模感のあるビジネスを実践していながら、心のあり方は旅人なところに惹かれました。勉強させてもらいたいと思って「共感したんで一緒にやらせてください」とメッセージして、すぐ「一緒にやりましょう」となりました。
千葉さん:
北野さんには、その人柄から旅人、デザイナー、起業家、サラリーマンまで多くの知り合いがいました。僕はビジネスモデルや戦略を考えるのが得意なので、北野さんに人集めをお願いできればと思い、僕から声をかけました。また、現在は毎日のようにオフィスでイベントを開いてもらい NOW ROOM のサービスを他の方に伝えていただいています。
イェンタさん:
それぞれが自分の想いでここに居るんですね。
千葉さん:
弊社は一人一人が主人公じゃないと回らない会社です。僕は人を "管理" するのが苦手なので、自立して力を発揮してくれるタイプとは相性がよいと感じています。
水野さん:
僕は今まで管理されてきた方なのですが、任せて、挑戦させてくれるこの環境は楽しいです。
イェンタさん:
瞬間的につながった感覚があるようにみえるのですが、 皆さんの出会いは yenta だからという要素もありましたか?
水野さん:
yenta が直感的なアプリだからかもしれないです。興味があるかをスワイプして決めるのが直感的な判断だと思っていて、それを支持している人は直感を信じていると思います。直感的に動いている人たちが使ってる。
千葉さん:
yenta には自分と感性が合う人たちが多く集まっていると感じました。新しいことや様々な分野でスキルを発揮している人だと思うので、温度感が合うのだと思います。
イェンタさん:
最後にまだ使ってない人へのメッセージはありますか?
千葉さん:
絶対使った方がいいと思います!知らない世界があることを知れますし、似たような価値観・感覚を持つ人たちとお会いできます。しかも、簡単で効率もいいです。実際に弊社のメンバーも yenta でつながって参加した人も多いので、アーリーステージのスタートアップにはもの凄く良いと思います。
水野さん:
yenta に出会えて人生に光が射した感じがありました。これさえあればなんとかなるって思えます。僕の後輩にも「とりあえず yenta はやった方が良いよ」って言ってます。仕事とか自分にとってのメリットを求めるんじゃなくて、自分を見つめ直す機会と思って広い視野で yenta を使ってみてほしいです。
北野さん:
使った方がいいと思います。 yenta を使っていなかったら僕の東京ライフは楽しさ半分以下だったと思います。今遊んでる人はほとんど yenta で会った人です。
水野さん:
自分が何をしたいかとかみんな探しているんですけど、場所と人からしか影響を与えられないと思っています。自分の中にあるのに、自分自身では見えない、だから目の前の人と場所に影響を受けながら成長していくのが真実だと思っています。また、人は人にしか動かせないと思っているので、ロジックじゃないところを動かせるのは、やっぱり人だと思います。
左から CVO※ の北野さん、CEO の千葉さん、営業責任者兼 CPO※ 水野さん
※CPO:Chief Passion Officer、 CVO:Chief Vibes Officer
お三方の yenta の使い方
これまでのマッチング数、興味ありされている人数
水野さん
北野さん
千葉さん
yenta はどのような目的で使っていますか?
水野さん:
元々は人脈の形成でしたが、今はサービスの壁打ちだったり、この家 (リビングテックさんのオフィス) や他のメンバーとも会ってもらいたいと思って使ってます。僕たちの知り合いはほとんど yenta で会った人なんです。
どのような人を右スワイプ (マッチングしたい) しますか?どれくらいの確率で右スワイプしますか?
北野さん、水野さん:
全部右です。
千葉さん:
僕は絞ってます。昔は全部右だったんですけど、最近は今のビジネスに関連しそうな方、例えば CXO 、CEO、決済権のある方、エンジニア、不動産業界、旅行業界の方にお会いしてます。割合としては 60% ぐらいですね。
多い時はどれくらいの人に yenta で会いますか?
水野さん:
毎日お会いしてたので月30人くらいですね。フリーランスになったばかりの時は、時間があったのでとにかくお会いしてました。
千葉さん:
月に 5 - 6 人くらいです。
マッチングした後はどのようなアクションをしてますか?
水野さん:
ご連絡いただくこともありますし、自分が興味を持った人には「会いたいです」と連絡します。
千葉さん:
僕は定型文と 1 行会いたい理由を添えています。その方が気持ちも伝わって会ってもらいやすいのかなと思ってます。
北野さん:
基本的には水野さんと同じです。ただプロフィール画像が面白かったりすると、「画像面白いですね」とか趣味に合わせてメッセージ送ったりします。
イェンタさん:
マッチング後、会う場所はどのように設定されていますか。
水野さん:
最近は家 (兼オフィス) ですね。お金をかけずに過ごしていただけますし、立地的にも初台は新宿から一駅でなので来ていただきやすいと思います。家だと皆さんリラックスして、飾らず本音で話せますね。メンバーにも会ってもらえるのでいいですね。
yenta の改善点
北野さん:
場所探しが面倒なので yenta が用意してくれるといいですね。そうするとその場には yenta の会員が集まると思うので、その場に居合わせた人ともつながれる。もしくは僕たちが提携している施設さんにお願いして yenta の場を作っても面白いかも。あとビデオチャットができるといいですね。15 分ぐらいで自己紹介してからお会いできると、お会いする前の期待値があがりそうです。
千葉さん:
マッチングした後でメッセージをチェックしていても途中で途切れちゃったりすることがあるので半ば強制的に 10 - 20 人ほどイベントっぽく会えるといいと思います。
水野さんのストーリーに関するリンク
yenta について
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