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「CoRich!舞台芸術まつり!2023春」グランプリ受賞作品『きく』を6月に再演します!

主宰の長谷川優貴(@hase0616)です。クレオパトラというお笑いコンビでネタをしたり、様々なジャンルを横断し表現活動をしています。

去年、「CoRich!舞台芸術まつり!2023春」でグランプリを頂いた『きく』が6月に再演致します。

グランプリを獲って書いたnote↓

↓こちらは『きく』の創作日誌です。

本公演は、人間の「聞く」という行為をコンセプトにしています。

私たちは、他人が伝えたいことを完璧に捉えることはできないし、おそらく、自分自身が体験したことから想像することしかできない。

他人の話を聞いている最中に、まるで連想ゲームのように思考がズレていったり、別のことを考えたりもしてしまうことがある。そんな自分が不誠実なように思えるかもしれないが、それはもしかしたら、自分の中にある共感するためのファイルを探しているのかもしれない。

私たちは、世界中の他の誰の宇宙にも本当の姿を現さず、他方で私の宇宙にいる誰もが、そこでは決して本当の姿を現さない。

他者のことを想像し傾聴する様を可視化した作品です。

聞く・聴く・訊く・効く・利く

物語は、母親が癌になってしまったという悲しい出来事を語る男性から始まります。

出演者たちが織り成す空間と共に、観客自身が想像力を働かせ、自己の経験を重ね合わせたり、思考がズレたりすることを体験できる作品です。

この作品は、いわゆる、演劇と言われているもの、思想や物語を魅せる、そういったものよりも、もっとシンプルでかつ複雑でお客さんに寄り添ったものだと思います。

CoRich舞台芸術まつり!にて本作品がグランプリを受賞しその特典として再演の機会を頂きました。この機会にぜひ沢山の方々に体験していただきたいです。



エンニュイperformance 『きく』
2024/6/18(火)~23(日)
会場:アトリエ春風舎

https://stage.corich.jp/stage_main/294473

・前売: 3,500円(当日+300円)
・応援チケット(特典付): 5,000円
――以上、各回の1日前までの事前予約のみ

・U25: 2,800円
・U15:無料
・リピート割:2,000円
【ご予約】

【日程・開演時間】
2024年
6/18(火)19:30
6/19(水)19:30
6/20(木)19:30
6/21(金)19:30
6/22(土)13:00 / 18:00
6/23(日)13:00 / 17:00
全8ステージ

上演時間: 80分程度
※受付開始・開場は開演の30分前
※全席自由席
※支払いは全て当日現金にて受付。事前支払いの受付はありません

【会場】
アトリエ春風舎
〒173-0036 東京都板橋区向原2-22-17 すぺいすしょう向原B1
東京メトロ有楽町線・副都心線/西武有楽町線「小竹向原駅」下車 4番出口より徒歩4分
アクセス|アトリエ春風舎

【脚本・演出】
長谷川優貴

 【出演】
市川フー 
zzzpeaker 
二田絢乃

以上エンニュイ

浦田かもめ
オツハタ
小林駿

【スタッフ】
出演/映像:高畑陸(エンニュイ)
ドラマトゥルク:青木省二(エンニュイ)
動き相談役:木皮成
drawing:zzzpeaker(エンニュイ)
ビジュアルデザイン/写真:長谷川健太郎
制作/宣伝/広報/照明:studio hiari
制作協力:黒澤たける
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京ライブ・ステージ応援助成]
スポンサード:CoRich舞台芸術まつり!
主催:エンニュイ


【エンニュイとは?】
長谷川優貴(クレオパトラ )主宰の演劇組合/演劇をする為に集まれる場所 。

名付け親は又吉直樹(ピース) 「『アンニュイ』と『エンジョイ』を足した造語であり、 物憂げな状態も含めて楽しむようなニュアンス」

2022年11月に新メンバーを加えて、組合として再スタート


「文字通り、誰かの話を「きく」ことを主題とする作品です。他者が話していること、そのイメージを聞き手が完璧に共有することはできない
人間は、自己が体験したことから想像することしかできない。誰かの話を聞いている最中、私たちの思考は徐々にズレていく。言葉から連想して脱線したり、集中力が切れて別のことを考えたりするそんな、「きく」感覚をそのまま体験するような上演にしました。
僕は母親が未婚の母で母子家庭でした。親戚もいなくて唯一の家族だった母が数年前に他界しました。その時に作った作品です。亡くなったばかりの時に心配してくれた方々と話をした時にズレを感じて、話を聴く時は経験などによって想像や処理のされ方が違うのだと体感しました。別々である人間に共感を期待してはいけない。共感よりも大切なものがあるということと、他人への想像力の大切さを伝えたいです」

あらすじ

「母親が癌になった」
一人の男の語りから話は始まる。

最近、言葉が溢れていて聞き取れない感覚に陥る。
「きく」ことによってその話を「背負う」。
聞いた話の足りない情報を想像で埋める。
「きく」ことの大部分は想像。
そんな「きく」ことを体験できる公演。



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