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【キネマ宅配便!!】2020年9月の推し映画 〜番外編〜

2020年9月の推し映画は、以下の3つのテーマで分けて、お送りしました。

#1『政治と選挙』
#2『言葉として語ること、語らないこと』
#3『LGBTとBL』

ということで、上記3つに入らなかった映画を、以下どどっと紹介します。

<その他の2020年9月鑑賞映画の評価>

評価は毎回のことですが、★が星1つ、☆が星半分、★5つが最高、★1つが最低です。それではスタート、、

「mid90s」(評価:★★★☆):スケートボードで語る90年代のドラマ。スタンダードサイズがカセット風に見える演出はなかなかだけど、ドラマが薄い。。

「のぼる小寺さん」(評価:★★★★):ボルダリングに熱中する女子高生とその周りの人物を描いた青春映画。「桐島、部活〜」に通じるところがある、青春劇のあるあるをまったり描く素敵さ!

「インターステラー」(IMAX GTテクノロジー)(評価:★★★★☆):ノーランが描くSF相対論映画。人間には見えない次元を描くのがなかなか凄いが、IMAXのGTテクノロジーは上手く活きていないように思う。

「マロナの幻想的な物語り」(字幕版)(評価:★★★):一匹の雑種犬のめぐる数奇な運命を独特な色彩で描くアートアニメーション。めくるめくアートには目を奪われるが、物語にもう少し深みが欲しい。

「スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話」(評価:★★☆):各所で見放された自閉症の子どもたちを守ったケア施設をめぐるフランスの実話の映画化作品。長い題名が象徴するように、いろいろ盛り込み過ぎで焦点ボケしているのが残念。いいお話ではあるけど。。

「行き止まりの世界に生まれて」(評価:★★★★):主要産業が衰退したアメリカ・ラストベルトで暮らす少年たちの成長を追ったドキュメンタリー。結局、どう生きるかは周りには関係ない。これを観ると、「mid90s」がちゃちく見えてしまう。

「喜劇 愛妻物語」(評価:★★):「百円の恋」の足立紳による自伝的小説を自ら監督した作品。肝っ玉奥さんは素晴らしいってことだけど、ただ面白いだけの作品に見えてしまう。。

「TENET」(評価:★★★☆):ノーランが描く時空逆転タイムトラベル劇。最初観たときは「ターミネーター」じゃんと思ったけど、いろいろ考えていくと味わい深くなる奇妙作品。。

「ようこそ映画音響の世界へ」(評価:★☆):ハリウッドの映画音響に焦点を当てたドキュメンタリー。映画音楽で同様の作品があったけど、あちらよりマニアック過ぎる世界で、逆に面白みがなくなった気がする。。

「海の上のピアニスト イタリア完全版」(評価:★★★★):トルナトーレが描く哀愁漂う男のファンタジー映画。公開当時はイタリアのみで公開されていた追加場面を加えた完全版。先月見た4K版よりも、やはりこちらのほうが物語が味わい深い。

「はりぼて」(評価:★★★★):富山県のテレビ局が地方政治の不正に立ち向かったドキュメンタリー。政治家って、こんなにダメな人たちばかりと思われるから誰もなりたがらないだと思うんだよなー。負の側面に切り込むテレビ局の人たちの姿が「大統領の陰謀」っぽい。

「Challenged」(評価:★★):「able/エイブル」の小栗監督が障害を持った人たちの挑戦を描くドキュメンタリー。知的障害を持つ人たちの日常の挑戦を描くのだが、良くも悪くも、特に映画化されるようなことには思えない。それだけ障害者の社会進出が進んでいるということなのか、、

「恋する惑星」(評価:★★★):「欲望の翼」のウォン・カーウァイが描く2組のカップルの恋模様。90年代のスタイリッシュな香港の姿は目に映えるが、恋愛劇としては普通かな。。

ということで、9月だけで21作品観たということで、過去でも最多に近いくらいに多く鑑賞した月だったかなと思います。数が多く気づいたら10月も終わっていたので、早速早めに10月の推し映画もアップしていきたいと思います。

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