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若手人材の雇用実態調査「簡単まとめ(後半)」

みなさん、こんにちは。
エールスペック マーケティングチームの知念です。

今回は前回に引き続き、厚生労働省の「若年者雇用実態調査結果の概況」6つの数値から、残り3つをご紹介したいと思います。

前回記事

​若手人材を採用するの時のポイント

みなさんは、「若手人材」を採用する際の基準をどのように設定していますか?
まだ経験が少ない層ゆえに、過去の職歴等で判断するのは難しいかと思いますが、厚生労働省の調査結果によると以下のとおりです。

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若年正社員の採用選考をした事業所のうち、採用選考にあたり重視した点(複数回答)について 採用区分別にみると、「新規学卒者」、「中途採用者」とも「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」がそれぞれ 77.9%、76.0%と最も高くなっています。
次いで「新規学卒者」、「中途採用者」とも「コミュニケーション能力」(71.1%、62.9%)、「マナー・社会常識」(61.0%、60.1%)となっており、積極性や他者との関わり合いの中で円滑に業務を遂行することができる能力、スキルが重視されていました。
出典:「平成30年若年者雇用実態調査」厚生労働省(7ページ)」


この項目をみると、未来の成長に対する期待から採用を考えている会社が多いことが分かりますね。

若年層の退職率は?

新卒の離職率は常に話題に上がりますが、直近の傾向はどうなっているのでしょうか?

別のデータも参照しましたのでご紹介します。

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厚生労働省が令和2年10月に公表している
「新規学卒就職者の離職状況(平成29年3月卒業者の状況)」によれば、
平成29年における新規大卒就職者の3年以内の離職率は32.8%となっています。

実は、大学の離職率30%超は、2009年に若干30%を切ったもの、1997年から現在まで横ばいなので、今の若者だからではないんですよね。

実際の退職理由も気になりますね。

若年層の退職理由とは?

新卒入社の3年以内の離職者における退職理由とはどのようなものでしょうか?
自社における退職理由と、関連しているのか?ぜひ比べてみてください。

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初めて勤務した会社をやめた理由(3つまでの複数回答)は、
「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」が 30.3%
「人間関係がよくなかった」 26.9%
「賃金の条件がよくなかった」23.4%
「仕事が自分に合わない」20.1%

勤続期間階級別にみると、もっとも回答が多かったのは以下の通りでした。
1年未満の場合「人間関係がよくなかった」
1年以上~10 年未満の場合「労働時間・休日・休暇の 条件がよくなかった」

出典:「平成30年若年者雇用実態調査」厚生労働省(21ページ)」

新卒が配属される部署、チームの雰囲気はとても大切なのだということが分かりますね。


他社も含めた平均のデータを知ることで、若手層の活躍に向けた傾向と対策にもつながるのではないでしょうか?

今回は、若手層の定義に始まり、退職率や退職の理由を共有させて頂きました。
みなさんに、少しでも参考になれば幸いです。

こういう内容を発信して欲しい等、ご要望があれば、ぜひご連絡ください。また、次回もよろしくお願いします。

エールスペック株式会社
マーケティングチーム:知念

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