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イタリア式🇮🇹クリスマスのお披露目

すっかり正月モードも終わり、世の中はせわしく動き始めましたね。
私はというと、年末年始は長めに休みを取って、まだまだお休み気分。

時間があるうちに、2020年のクリスマスから年末年始を振り返ります!

以前の記事で、クリスマスにはRがイタリア式クリスマスコースランチ&ディナー(魚あり、肉なしのペスカタリアン)を振る舞ってくれる予定と書きましたが、それが本当にすごかった。

スタートは13時から、終わりは19時という長丁場!  Rは朝9時ごろからキッチンで下準備をしてくれていました泣

その全貌をご覧あれ。

前菜:3種のカナッペ(ビーツのフムスとかんぱち、レンズ豆のフムス、トマトとムール貝)

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(左からビーツ、レンズ豆、ムール貝)

パンは私が自宅で焼いたものを持参して、家族に自慢しました笑
ビーツのフムスは目にも鮮やか! ムール貝とトマトのもイタリアン感満載でとってもおいしかった! 最初からボリュームのある前菜で家族もびっくり。

食事のおともには、イタリアのカンパリ🍾を(その後はビールにワインにめちゃくちゃ)。

1皿目:サーモンとオリーブのクリームソースパスタ(パッケリ)

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これもまた絶品。クリームといっても、たしかリコッタチーズと豆乳で作っていたような(キッチンには出入り厳禁のため分からないのです笑)。
このパスタは、「パッケリ」と呼ばれるもので、クリーム系のパスタと合わせるものらしい。1つ1つが結構大きいので、すでにお腹いっぱいになり始めた母…。

2皿目:タコとマッシュルームのトマトソースパスタ(タリアテッレ)

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これも絶品! 本場イタリアのパスタは、日本でよく見るソースが余るくらいあるというよりも、パスタにからむ絶妙なソースの質感なのです。タコとマッシュルームの旨味がソースにたっぷり入っているので、リッチなソースに。

え、パスタ2皿も?! って思いますよね。
イタリアでは、パスタがメインということはなく、コース料理の一環として少量でるそう(メインは肉か魚なのかな)。
やはり1皿がイタリアサイズなので、いくら時間を空けて食べたとはいえ、日本人の胃を持つ私たちには限界寸前…。いや、限界でした…。Rには申し訳ないけど、お酒も飲んでいたし、途中からフードファイトのようになり、お母さんやお姉ちゃんの顔から表情が消え始めたのでした。。

3皿目:ヴィーガンミートローフと、ローズマリーポテト

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左がヴィーガンミートローフ。これが日本食じゃ(当たり前だけど)食べられない味でおいしいんです!クルミが入ってたり、いい感じのスパイスが入ってたり。そして、ローズマリーポテト(右)も、ポテトがほくほくだけど、皮は香ばしくカリッとしておいしいのです!

でも、苦しい…食べきれない…。そんな思いを抱えながら、作ってくれたRに失礼がないよう、一生懸命食べました。食べきれない分はRにあげたり、残して明日食べることにしたり、いろいろと工夫をして食べ切りました。

4皿目:カポナータ

実はこのカポナータ、R抜きで食べました。
なぜかというと、3皿目で苦しくなった私たちは箸休めに、映画を見始めたのです。そしたらRは「もう食べる気ないならこれ以降の料理を作らない」と不機嫌になってしまい…。終いには、「疲れたからベッドで休むよ」と言って部屋をさってしまいました。。

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でも、ゆっくり休めばカポナータも美味しく食べることができました! 途中、私はRのケアをしに部屋に行きましたが、頑張りすぎちゃったみたい。
このあともう1皿あったのですが、それは食べられなかったので翌日に持ち越すことにして終えたクリスマスでした。

記憶に残る12月25日

途中のエンターテイメントとして、あずき豆を使ってポーカーをしたり(賭けに勝っても、もらえるのはあずきっていうシュールさ)、コース中もRが1皿ごとにその料理にまつわるミニクイズを出して、日本語で頑張って説明したり。

実は午前中に「クロッカンテ」と呼ばれる、アーモンドを溶かした砂糖と混ぜる、イタリアのクリスマスのお菓子も作ってくれていたのですが、まさかの母が塩と砂糖を渡し間違えるアクシデントにより、めちゃくちゃしょっぱいクロッカンテができてしまったのです…。
Rの責任ではないとはいえ、調理時間そしてアーモンドの両方が無駄になるという悪夢に打ちのめされていました(その後アーモンドは塩抜きをして無駄なくいただきました)。

Rは、クリスマス前から当日のメニューを考え、材料を用意し、他人のキッチンで料理をし、振る舞い、コミュニケーションもするというストレスフルな1日をよく乗り越えた!

私の家族もRに大感謝の1日となりました。もちろんこの偉業をR一家にもシェアしてあげたのですが、彼らも驚いていました。

食べることって生きていくのに欠かせないからこそ、料理ができるってすごく大事なライフスキルだと思っています。でもその根底には、「人が喜ぶ姿が見たい」「人の喜びが自分の喜びになる」という感情があって、その思いに突き動かされているなあ、と日々思います。私も自分のためにすごく手間をかけた料理をする気はなかったり、Rも1人暮らしのときには食べ物に無頓着でしたから。

さて、クリスマスから始まった親孝行(?)な年末休暇。まだまだ続きます!

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