YESって言う回数が増えた【小浜でのインターンを終えて】
ああ、また小浜に帰りたい。
こんにちは。私は、福岡のデザイン系の学部に通う、大学4年生のマキノです。
小浜って言いましたが、福井や鹿児島の読者の方など(いるのか?)は、小浜市?霧島の小浜?ってなる可能性があるかもしれません。可能性です。
初めてこのnoteを訪れた方は、
こちらの記事をお読みいただけると、小浜がどこなのか・私がなぜ小浜に来たのかが分かると思いますので、ぜひ!
小浜暮らしを後からまとめるもの
この記事は、地域でのデザインに興味のある大学4年生が、3週間、雲仙市の小浜で暮らして感じたことを、福岡に帰ってきてから総評するものです。
いつものフィールドである福岡に帰ってきたからこそ、小浜でどんな変化があったのか、分かりやすくなっている気がしています。
そして、私の中で起きた変化は、大きく分けて2つ!
「ふーん」って感じだと思いますが、最後まで読んでくださると嬉しいです。
最後まで読まなくても、いつか小浜に行ってくだされば最高です!笑
感覚が研ぎ澄まされた
小浜は、はっきり言って田舎です。観光地だし、平地が少ないからか畑が多いわけではないですが、電車は通っておらずバスもそこそこ。有名なチェーン店は、コンビニとリンガーハットくらい。
まぁ、でもそれがいいんですよね。
海沿いの街で海がめちゃめちゃ近いので、こんな綺麗な夕焼けを超日常的に目にすることができます。
また、銭湯に入るので、宴会等をやっても銭湯の閉店時間である22
時(21時半までに入る必要あり!)までには解散になります。
お風呂に浸かって帰ってきても、22時半とか、とーっても平和な時間。家に帰ってすぐ寝るんじゃなくて、自分の時間を確保できます。読書したり、ダラダラスマホ見たり、ぼーっとしたり、なんでも出来ます。
あと、自然とも近い気がします。木が多いとかではなく、自然に関心を抱くようになる。福岡にいる時より天気が気になる。(空を見て明日の天気が分かる地域のおばちゃんがいるらしい)
海も近く、温泉という自然のエネルギーを頂きながら生活をしているからでしょうか。自然と一緒に生きているような実感が湧いていた気がします。
そんな暮らしをしていると、表現が難しいんですが、自分の感覚が研ぎ澄まされる感じがあるんですよね。
なんていうか、自分ってこういう世界を望んでいるのかなって気づいて、自分で自分の中に落とし込むことができる感じ。
そしてそこで気づいた望む世界観は、福岡に帰ってきて3週間ほど経ちますが変わっていません。
純粋に小浜で見てきた世界やデザインの方向性みたいなものが自分と合っていただけなのかも知れませんが、定期的に小浜に通ってゆっくりする時間を取って、自分の進む方向性を見直したいなと思っています。
特に小浜のデザインの拠点である刈水庵は、ごちゃごちゃした頭の中を整理できる場所かなと思っています。
今回のインターンも、自分の進みたい方向を見失いづらい環境で活動することができました。
実際小浜にいる時は、1記事目に書いた「小浜に辿り着いたわけ」や「このnoteを書く理由」といった、コアの部分となる大事なことを忘れずに、それに即した動き方ができていたような気がします。
多少面白いことできたら、なんてスピンオフしながら作ったのが、坂道ランキングです。小浜に訪れる際はぜひ(笑)
自分の向かう方向性に真っ直ぐいさせてくれつつ、こういう余白も許容してくれるのも小浜かなと、勝手に解釈しています。
YESって言う回数が増えた
いきなりですが、すーーーごく満足感を抱いて福岡に帰ってきました。
3週間の小浜生活が終了した帰り道がとても至福だったんです。
確かに活動にはもっとコミットできたかなと思う部分はあるし、小浜を楽しむ姿勢も足りなかったかなとは思っているのですが・・・
なぜかとても満たされており、この感じでじっくりやっていこうと思えていました。
どうしてこんなポジティブというか、ととのっているのでしょうか?笑
それは、否定せず、争わず、自分のやりたいことを自分の尺度で決めてじっくり取り組んでいる人たちと出会ったからだなーと、思います。
小浜の皆さんに本当に丁寧に見守っていただいたので、一人一人感謝を告げたいところなのですが、ここで1人私がとっっってもお世話になった方のお話をします。
小浜のまちづくり委員会の中心となっているデザイナーさんの奥さんなのですが、とても気配り上手で優しいだけでなく、自分の進みたい方向やこだわりをしっかり持たれているかっこいい女性です。
たくさんの人が交流する場でも、私がしっかりご飯を食べられているか、人と話して楽しめているかを気にしてくださったり、楽しく喋ってくださったり、本当に優しい。
でも、焼肉に行った際は、自分の肉のペースがあるみたいで、旦那さんがどんどん肉を焼いていくのを制止します笑
ご自身のイラストの活動もあって、お仕事によって世界観を使い分けて絵を書いたり、新しい表現方法をどんどん開拓していっているみたいです。
いやぁ、本当に優しくて。
最後の私の送別会では、プレゼントとお手紙をくださりました。3週間お世話になりっぱなしだったのに、こんなに温かく送り出されたら、もう小浜の虜ですよね。
この方に限らず、小浜でお世話になった皆さんは、緩く繋がりながら、皆それぞれのお仕事や、自信が抱いているやりたいことを自分のペースで追求していています。
でも、よそ者の私に興味を抱いてたくさん話してくれて、私がしていることややりたいことにも寛容でいてくれます。さっきの坂道の記事とかこのnoteの記事も面白がってくれて・・・
そういう人たちと一緒にいることができたので、まだまだ私は足りない所だらけだけど、それに過度に落ち込むことなく、それでも自分の思うことを1つ1つ頑張っていけばいいんだなーと、なんか、ととのいましたね。
ところで小浜の皆さんはなぜ、そんなに寛容で、朗らかで、真っ直ぐで、、、って思うのですが、皆さん口を揃えて言うのは
「城谷さんがそうだったから」
城谷さんとは、城谷耕生さんという、小浜で暮らしていた今は亡きデザイナーさんです。ご存命の時は、小浜を引っ張りつつも優しく小浜の皆さんを楽しませてくれていたといいます。
小浜の皆さんが、前から城谷さんから授かってきたものを私にも分けてくださっているような形になっていますが、でももうその空気感は、現在進行形の小浜の街の空気感になっていて、自分のやりたいことを追求しながら小浜の今をつくっている皆さんからしか出せないものなんじゃないかなと私は感じました。
そんな小浜の皆さんに薫陶を受けながら、自分の足りなさも実感しつつ前向きにゆっくり進んでいこうと思えたのは、私の人生にとってかなり大きな変化だったと感じています。
小浜でもっとやりたいことリスト
最後に、小浜で出来なかった、もっとやりたいことリストを自分用に残します。
冬に行きたい!(夏の温泉はちょっとあちぃ)
エタリ(カタクチイワシ)の刺身を喰らいたい
雲仙ハムのホルモン巻きを焼いて食べたい
何度でも行きたい、カレーライフ
同期間ゲストハウスに滞在したひかるさんがいる長野に遊びに行きたい
刈水庵の2階でゆっくりしたい
諸山宿舎の看板息子の成長を見届けたい
なみさんのイタリアンを食べたい(内輪すぎてすみません)
自分の味覚とセンスを育ててから、BEARDに行きたい
小浜に興味を持ってくれた人を小浜に連れて行きたい
もっと刈水と刈水庵のこれからを皆さんと語り合いたい
以上です!
ただただ私の日記って感じで恐れ多いのですが、ここまでお読みいただきありがとうございました!
小浜での暮らしを残した記事はマガジンにまとめてますので、ぜひ読んでくださいね!で、小浜に行きましょう!!!
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