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宿舎を出て一歩目の景色が好き【諸山宿舎】

こんにちは。雲仙市の小浜で3週間インターンをしている、マキノです。

初めてこのnoteを訪れた方は、下の記事をお読みいただけると、どんなやつがインターンしてて、このnoteを書いているのか分かります!

今回のインターンに応募する前に困ったのが
「宿泊先は自分で手配すること」

3週間の滞在でずっとホテルは費用がかさむし、料理ができません。

そこで、紹介で宿泊することになったのが、この諸山宿舎です。



インターンに不可欠な宿

この諸山宿舎、地域おこし協力隊インターンにはなくてはならない存在です。

キッチンがあることもそうですが、例えば、長期滞在プラン。後述しますが、2種類のお部屋があって、キャビンの部屋だとこんな感じです。

1日単位で予約・・・1泊あたり4000円
1週単位で予約・・・1泊あたり3500円
1月単位で予約・・・1泊あたり2000円

2023年9月現在

値段などの新しい情報は、諸山宿舎HPからご確認くださいね。

私はこのキャビンの部屋に3週間宿泊しています。周りの宿泊施設は、だいたい温泉がついていたり、観光向けということもあり、1泊5000円以上しますので、格安です。


お風呂は・・・街にあります!

このお宿のコンセプトは、「小浜温泉に暮らすように泊まる」です。

お宿にお風呂はありませんが、街にあるんです。小浜に暮らすということは、お風呂は温泉に入りに行くということです。

温泉はいくつかありますが、私が一番頻繁に入った温泉がこちらです。


キャビンとプライベート

宿舎の部屋は2種類。寝るのに集中できるキャビンルームと、快適すぎるプライベートルームがあります。私が期間中滞在したのはキャビンルーム。

キャビンルームは、3つベッドルームがあって、それぞれ中に鏡と小さいテーブル、ロッカーがあります。

3つのベッドルームは、それぞれ荷物が置けたり、窓があったり、テーブルが大きかったり、ほんの少しだけ部屋の形状が異なります。そんな個性も楽しめたり。

天井は普通に高いので狭い感じはしないし、光も入りにくいので睡眠に集中できます笑

そしてプライベートルームはこんな感じ。

2階に2つ、こんな感じの部屋があります。私もインターンの終盤で1泊させていただいたのですが、もう、羽を広げるとはこのことって感じ。自分の部屋で物理的に手を広げられることに感動しました笑。完全にちゃんとホテルって感じで、専用デスクも、リラックスチェアも、ソファベッドも完備です。


出会いと別れの共用スペース

宿舎には共用スペースがあります。素敵な丸いダイニングテーブルを中心に。

私がここでご飯を食べたり、PCを触っていたりすると、同じ日に他の部屋やキャビンに宿泊している方々とお話しすることがほとんどでした。

福岡で喫茶・お花屋さんを経営するイカしたおじさん、小浜に遊びに来た諸山さんの大学の後輩、兵庫でレストランを経営するおしゃれな夫婦、農家で地域おこし協力隊インターンをしていた若いカップル、など…

なかなか面白い背景を持った人が集まってくることが多く、ゲストハウス暮らしも良いもんだなぁ、と。

お互いの紹介くらいで終わる人もいたけど、同世代の人だったら将来について話したり、年上の方だったら色々なことを教えていただいたり・・・

あと、だんだん自分のここの住民感が強くなっていきました。最初の方は、私もゲスト感が出ていたと思うのですが、だんだん自分が宿の説明をし始めたりしてしまって・・・住民のようになってしまっていたのを思い出して恥ずかしくなります笑


ハンドメイド宿

そしてこの建物は全て、運営する諸山夫妻の手によって整備されました。築60年超の空き家を約1年かけて。すごすぎる。

2つの建物を繋げたらしい

そして、お客さんの意見を取り入れてどんどん変わっていくのも面白い。
日中には旦那さんがインパクトでビスを打ったりする姿が見られます。(もちろん夜は静かです笑)

私がいた期間中にも、共用スペースにロッカーができました。掃除用具が置かれていただけのスペースが、こんな感じに。

諸山さんの大学の後輩さんたちが作っていきました・・・すごい


プライベート庭

中庭も最高です。

なかにわ!!!

この中庭、諸山家の住宅と、宿舎と、作業部屋に挟まれており、外からの目線が気にならないため、なんか自分たちだけの秘密基地のような、所有欲をくすぐられるような気が、ただの宿泊者なのですが勝手にしています。羨ましい空間です。

夜はBBQも。烏骨鶏もうろついているため、生きた鶏を見ながら焼き鳥を食べるなんて食物連鎖を味わえます。人によりますが!

お前たちを食うわけにはいかない・・・


自炊ができる

自炊ができる台所があります。IH、包丁とまな板、調理油、塩と砂糖、冷蔵庫、皿、、、一通り自炊ができる環境が揃っています。

ここがホテルとの大きな違い。やっぱり長期間滞在となったら、ずっと外食というのも辛い。

まあ、「自炊ができる」と書きましたけど、それは可能なだけ。やるかは自分次第です。

ちょっとジャンキー?子供っぽい?料理が好きな私は、自分の家では、お好み焼きとか、麻婆豆腐とか、チャーハン、パスタなどをよく作ります。

そしてそのあたりの料理は、必要な材料や調味料が多く、かといってわざわざ買って3週間という期間で余らせるのも抵抗があります

そのため、醤油や麺つゆなど簡単な調味料でできるものだけに絞られてきてしまいましたね。

自炊力のあるもう一人のインターン生は、色々工夫して美味しそうな料理をつくっています・・・笑


洗濯も最安値

洗濯も100円でできます。中庭に洗濯物を干せるので、服を日に当てて気持ちよく干すことができますよ。

私の服たちです・・・
お目汚し失礼します・・・


宿舎を出て1歩目の景色が好き

この諸山宿舎が位置するのが、刈水地区の坂を少し登ったところ。

宿舎に戻る時は坂があるので少し疲れますが、宿舎を出る時の景色は格別。インターン中であれば、朝風呂や買い出し、出勤など1日の始まりにこの眺めを見ながら宿舎を出ることができて、とても気持ちが良いです。

諸山さんも、出発されるお客さんをお見送りされる時にこの景色を眺めて、旅は楽しかっただろうかと物思いに耽るようです。


優しい夫妻と可愛い子供

実はわたし、インターンが始まって1週間くらいで熱を出しました。その際に完全なバックアップ体制でいてくださったのが、諸山宿舎を運営する諸山夫妻。

ホスピタリティと気配りの鬼なんです。なんていうか、程よい距離感を保ってくれる。諸山さんから積極的に話すことはないけど、こちらが話したい時には徹底的に相談に乗ってくれる。寮母ってやつでしょうか。

そして私が熱を出した時も、必要なものを全て買ってきてくれました。

他にも、ポカリとか薬とか、おにぎりとか・・・
感謝

これはホテルにはないサービス。ある程度の期間、慣れない環境に置かれるので体調を崩すこともあるかも知れません。そういう時に気軽に話せる人がいるのは、安心感が違います。

旦那さんは元地域おこし協力隊ということで、インターンや見学等で滞在した際は、相談にも乗ってくれそうです。

そしてそして、諸山夫妻のお子さんがめちゃくちゃ可愛い。

通称、看板息子

看板息子くん。私が初めてこんなに長く関わった赤ちゃんです。抱っこしたり、変顔して笑わせたりしましたが、可愛すぎるんです。子供欲しいなーーーってなりました。もしかしたら小浜で起きた自分の中の変化の中で一番大きいかも笑。いやぁ、カワイイ。


これからの諸山宿舎

ホスピタリティの溢れる諸山夫妻(と可愛さ溢れる看板息子)ですが、攻めの姿勢も崩しません。どんどん新しいことに挑戦しようとしています。

例えば、駄菓子屋をやりたいと話すのが、奥さん。諸山家の家の一部を改装して、物販をするそうです。また中庭を通ってお店まで買いに来れるように裏道と接続したり・・・妄想は広がっていきます。

また、刈水地区の他の物件の紹介も受けているそうで、諸山宿舎がどんどん街に広がっていくのも、街全体が宿泊施設みたいな感じになって、ワクワクしますね。

そして看板息子くんもどんどん大きくなります。小さい頃はどんどん変わっちゃうって言いますからね。半年に一回くらいは来て、宿舎の進化とともに彼の変化も確かめたいです。

僕の顔覚えていてくれるかな〜

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