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家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書) 磯田 道史 。

家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書) 磯田 道史 。長い政権は必ず腐敗し崩壊する。企業も同じ。創業者の時代は、そのカリスマでなんでもできる。しかし問題はその後。賢人家康は権力継承に心を砕いた。この完璧な制度はなぜ崩壊したのか?!薩長による転覆?それは結果論。サラリーマン将軍や老中による治世の緩みが大きい。大名統制の肝、無私改易。薩摩や土佐にもこの危機があった。しかし「まあまあ…事を荒立ては…」末期養子(当主死後の養子)を認めて骨抜きにした。またペリーなどの外圧を受けた時には、外様の幕政不介入、参勤交代、江戸住まいの当主や重臣の妻子人質…などなど、不可侵の制度をドンドン骨抜きにした途端に長州が京都所司代への届け出を盾に、武装兵を京に入れ勤皇の狼煙をあげた。現在、政治と金問題。当初の理念は骨抜きにされた。これが一番危険だ #どうする家康 #大河ドラマ

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