【読書記録】スパルタ婚活塾/水野敬也

２０代後半になるとやってくる結婚ラッシュ。ご祝儀貧乏。

祝福する気持ちとうらやましい気持ちと焦りで複雑な心中。

そこにドストレートに響くこの１冊。

モテる女とモテない女の違いを、男目線で研究した恋愛本

とのこと。作者の水野さんは男性向けの恋愛本「LOVE理論」を書いた後、あまりにも女性からの反響がおおきくて女性向けの「スパルタ婚活塾」を書かれたという。私はこの内容を実践して結婚しました。そんな実績ある１冊

いわゆる恋愛ノウハウ本ではあるけれど、書いてる内容はクライアントである婚活女性に厳しい。

「婚活」とは「結婚したい」という女の欲望を丸出しにしている言葉であり、もし婚活を男目線の言葉に直すとしたら、ヤリ活である。

現代社会で多くのアラサー、アラフォー女子が結婚できない最大の理由は「値踏み」である。

「そこまで思ってないけどちょっと思ってた」ぐらいのところをガンガン指摘してくるのでとにかく刺さる。

女性誌に書いてある恋愛HowToを踏まえたうえで、男性からしたら気持ち悪い・これをされると弱いなど書いてあるので男心の参考書状態。

特に参考になるのは「ツッコミマスター」「アウェイ理論」「ファーブルナンパ」。コミュニケーション能力向上についての部分。

知らない人に囲まれた状態から、いかにして自分の立ち位置を確保し快適に過ごせるようにするか。書いてある通りに初めましてのコミュニティに入り、多くの人と初めましてを重ねることで確実にコミュニケーション能力は向上しました。

デートの緊張感のなかでも余裕をもって、楽しく、自然体で過ごせる女子

そういう人がモテるし、居心地がよくて結婚したいと男性に思わせるんだろうなと思います。

この本自体は読んだことがある人も多いし、結婚したいという女子にはとりあえずこれを渡します。が、実践する人はなかなかいない様子。

合コンでサラダを取り分けるとか「さすがです」「すごいです～」とひたすらほめるなどの小手先ではなく、もっと根本的なところを変えろ・行動しろと言ってくるので実践は難しいと思います。

が、難しいことをやってこそ、その他大勢と差別化できるというもの。

書いてあることを素直に実践したら結婚できる本。

水野さんが言う通り、人によっては数百万の価値がある本。

ちなみに男性陣（特に彼氏）にこれを見られると大体引かれる。場合によりフラれる。カバー必須