業務改革の本から日々の業務のヒントを得る、YELLFORの新習慣『朝の読書会』
YELLFORでは、4月から朝の読書会を実施しています。
「普段手に取らないような本を読むこと」や「日々の目の前の仕事が業務改善や改革にどう繋がるかを知り、考えてもらえたら」という企画者の思いから、1冊を1章ずつ読み解く読書会はスタートしました。
難しそうな本を読む戸惑いもあったけれど、いざ始めてみるとそれはメンバーにとって欠かせない習慣になっていました。
ある日、各メンバーの自宅に本が送られてきて始まったYELLFORの読書会。
その実施内容と参加者の感想をご紹介します。
読書会の活動内容
1冊の本を半年かけて読み解いていく
読書会で読んでいる本は日本経済新聞出版『業務改革の教科書 成功率9割のプロが教える全ノウハウ(白川 克、榊巻 亮:著)』。実際の企業事例や現場で使用したツール、当事者の声を交え、業務改革の成功法についてやさしく解説したものです。
専門的で難しそうな内容なので、いきなりこれを読んでいきましょう、と言われるとメンバーも不安を感じたところもありました。そこでYELLFORで設定した進め方がこちら。
全部で26章あるため約半年かけて1冊を読んでいくことで、少しずつ、無理のないペースで進められています。
内容の要約、発表
担当者がその日に読む章の内容を事前に要約し、紙にまとめて発表します。担当は毎回ローテーションで代え、他のメンバーも事前にその日の内容に目を通した上で発表を聞きます。
ただ読んで感想を言い合うよりも理解が深まる、この要約という作業。
内容を咀嚼し、補い、わかりやすくまとめることで、自分の中に落とし込むことができるので、YELLFORの読書会においては大事な作業です。
また、他の人の要約方法や発表を見るのはメンバーにとってとてもいい刺激になっている様子。最初は文字だけだった発表も、絵や図を添えてみたり、わかりやすい例に変えてみたり、それぞれが工夫を凝らすように。メンバーからは「自分の発表の時は少し大変だけど他の人の発表を見るのが楽しい!」「それぞれの個性が出ていて、こういう伝え方もあるのかという学びになる」といった声も上がっています。
みんなで意見を出し合う
発表の後はメンバー全員で意見を出し合う時間。ジャムボードを使用してふせんに感想や疑問に思ったことなどをどんどん貼っていき、それをもとに話し合いを進めます。
この章で言いたいことは?
ここでの注意点は?
自分たちに置き換えるとどのような見方ができる?
など、ひとつの物事を多方面から見ることで、内容が掘り下げられていきます。
ここでは答えを一つに絞ることよりも、疑問点の解決や解像度を上げることが目的。難しいことを話す必要はなく、時には雑談を交えながらゆるく話し合っています。
参加者の声
読書会で学んだことや感想など、参加メンバーの声をまとめました。
“要約力”が鍛えられる!
要約をするとき、複雑な内容をぎゅっとまとめる能力が鍛えられる。
本の内容も別の業務にも役立てられることだし知識もつくところがいい。今後もし大きな案件と関わることがあっても「この企業はこういう考え方なんだ」と分析にも使えると思う。
みんなで読書するのは、一人で読書するのとは違う
難しい内容でも他の人が噛み砕いて説明してくれるから理解が深まる。人の発表を見てまねしてみたり参考にしたりしていくのも面白い!
学んだことを普段に活かせないか考えるように
本を読んで業務の“見える化”が大事と学び、普段の業務でも見える化をしたり、みんなにわかりやすいように表にしたらどうか、などを考えるようになった。本の内容はちょっと難しいけど、学んでる実感がある。
脳トレ効果があるかも?
普段やらない本の要約は頭をすごく使うので、脳トレというか、いい頭の体操になっていそう(笑)
本をただ読むよりも、人に伝えることを意識しながらまとめると理解が深まる。
意見を言い合える場って貴重
本の要約は、難しい内容を分かりやすくすることにかなり工夫が必要。でもみんなの前で発表をしたり意見を言い合う場は貴重で、発言力も鍛えられたと思う。
本を読むことだけではなく、それを“まとめる”こと、“人の発表を聞く”ことから学びを得られるといった声が多く挙がりました。自身の成長や考え方の変化を感じられたり、朝の読書会はメンバーにとって有意義な時間となっているようです。
これからのYELLFORと読書会
スタッフ同士の交流、個々の成長、業務に対する姿勢や意識向上のきっかけとして、読書会はいい機会になりました。
自分とは関係なさそうなことでも、ひとつひとつの業務がすべて繋がっていること、普段からそういう意識を持って取り組むことの大切さを学び、参加メンバーに良い変化をもたらしました。
また、こういう場で意見を交わすことで、普段の業務でも自然と意見を言い合いやすくなったように感じます。わからないところはわからないと言えたり、反対意見を言い合えたり、知らず知らずのうちにスタッフ同士の関係づくりまでできていました。
在宅勤務者間のコミュニケーション不足は世間でも度々課題として挙げられますが、リモートワークを中心に活動するYELLFORにとっても、スタッフ同士の意思疎通や関係づくりはとても重要です。読書会はメンバー同士の仲も深めることができ、日頃話し合う人たちとの共通言語が生まれる機会になったのです。
2022年11月、約半年かけて読み解いてきた1冊をついに読了しました。
参加メンバーからは今後の読書会について、
「それぞれが学びを得た本を持ち寄ってみるのはどうだろう」
「メンバーを限定せず、自由参加にしてもいいのでは」
「本だけじゃなくておすすめ記事を読んでいくのもおもしろいかも」
という声が挙がっており、かたちを変えた第二回読書会を現在企画中です。
YELLFORでは今後も、個々の成長が全体の成長に繋がるような、図書を使った企画を続けていきたいと思います。
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