道はひとつじゃない|応援をつなぐ人 杉本糸音さん
「弱みをまわりに相談することが苦手だったんですよね」と話す杉本糸音さん。
良くない状況を抱え「自分で自分を追い込んでいた」と振り返る彼女ですが、今では不安や悩みを共有し、周りからのアドバイスを自分の糧としています。その後押しとなったのは、ひとりひとりのYELL FORメンバーが示す「道」でした。
友達がYELL FORで働く姿をみて「自分もやってみたい!」と参加を決めてくれた杉本さんに、参加の経緯やアルバイト内容、これからについてお話を聞きました。
オンラインで働けるYELL FOR。画面越しでも「伝わる、学べる」
ーーYELLFORではどんなことをしているんですか?
主に記事制作を担当していて、鳥取市のマーチングビルで開催されている街づくりイベントの記事を制作しています。あとはYELL FORメンバーの新しい出発を祝う「卒業式」の企画や司会もやりましたね。
卒業式はチームで協力してできたのが良かったです。自分ひとりの仕事だと「慣れなきゃ、やらなきゃ」みたいに思ってしまうんですけど。卒業式は「できる人が、できることを」みたいな感じで、コンセプトも自分たちで考えて、とても自由に楽しくできました。
ーーはじめたきっかけはなんでしたか?
友達がYELL FORで楽しそうに働いていて「私もやってみたい!」と参加を決めました。
あとは大学4回生になって、院進学や就活で忙しくなると分かっていたので…オンラインで柔軟に働けるのは「めっちゃいいな」と思いました(笑)
ーー印象に残っている出来ごとは何ですか?
画面越しだけど「相手のことを知り、学べた」ということが印象に残っています。例えばオンラインイベントの司会者の方が、人の話をしっかり聞いている姿を見て「気配りできる方なんだ、自分も見習いたいな」と思って。
それから自分が進行をするときは、人の話を聞いて、ひとつひとつにコメントすることを心がけました。すると「気配りの一言がすごいね」と褒められたり、「進行上手でした」と言われて嬉しかったのを覚えています。
周りを見て気がついた、「道はひとつじゃない」
ーー苦労したことは?
仕事と大学のことなど他のタスクを両立させることですね。与えられた仕事が、どれくらいの時間で終わるのか想像できなくて…締め切りギリギリになってしまうときもありました。そんな中、学業や院進学の準備とかで忙しくなってきて「あ、やばいな」と思いました。
でも他のメンバーが「今忙しいのでこの仕事だれかできませんか?」と投げかけていたり、「仕事の取り組み方を変えたい」と相談している方もいて。
自分は「忙しくて間に合っていない」ということをまわりに相談することは苦手でした。自分の都合や気持ちを伝えてもいいのかな?と思っていたんですけど、YELL FORのメンバーは、ひとつの道じゃなくて何個も道があるみたいに、状況に合わせて自分たちで道や手段をつくっていったんですよね。それを見て自分も忙しい状況とか相談してみようと思いました。すると次第に打開策も見えてきて、みんなで協力して乗り越えることができたという感じですね。
ーーやりはじめて自分の中で変わったことは?
不安や悩みを周りに相談できるようになったことです。はじめは話したいけど言い出せなくて、抱え込んでしまうこともありましたね…。自分から話すのは難しいですけど、人の話を聞くことはできると思ったので。周りをよく見て、耳を傾けると(苦労したことでも言ったように)相談している人がいることに気づきました。
それからは「自分も話してみよう」と思い、自分の悩みを共有できるようになりました。
ーーこれから楽しみなこと、やってみたいこと
大学院では「平和とメディア」をテーマに勉強するんですが、将来はそこで学んだことを発信していけたらなと思います。
私は沖縄で生まれ育ち、戦争体験者の方から話を聞く機会もありました。「戦争が繰り返されないように、私が聞いた話をどのように伝えていけば良いのか」を学ぶために、その大学院を志望しました。
将来は新聞記者もいいなと思って。学んだことを活かし、戦争や平和について伝えていけたらなと思います。
------- 📣 -------
YELL FORは、「仕事がめぐる、前へ進む」をサービスコンセプトに、企業の広報・事務などの業務をアウトソーシング出来るサービスです。子育て中の方をはじめ鳥取県を中心としたメンバーで「リモートチーム」を組み、離れていても近くにいるかのような絶妙な距離感で、企業様の事業・組織の前進をサポートしています。
「応援をつなぐ人」は、少し先を歩いたYELL FORメンバーの記録が、新しいことを始めたり、一歩踏み出す勇気や応援になる。そうなることを願って、等身大の記録をまとめています。
詳しくはYELL FORのWebサイトをご覧ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?