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予期せぬリスクに直面!

こんにちは、エールラボえひめの泉谷です。
8月に入り、夏休み真っ只中の方も多いと思います。猛暑酷暑、熱中症などにはお気をつけください。
私は7月に仕事と休暇を兼ねた「ブレンデッドトラベル=ワーケーション」をイタリアで済ませました。
 
そこで思わぬ、仕事へも通じる体験をしたのでご紹介します。
その体験とは「リスクへの意識と対処」です。
 
それは、イタリア初日の夜に届いた1本のメールからでした。翌朝にローマテルミニ駅からサレルノ駅へ行く列車を予約していたのですが、「明日、ストライキが予定されていて、あなたの電車は運行されないかもしれない。その時はご容赦ください。」という鉄道会社からの内容でした。
 
(えっ!ストライキ"かもしれない”ってどういうこと?)と思いながら就寝。翌朝、心配になり朝6時にローマテルミニ駅へ確認しに行くと、電光掲示板には運行している列車と運行中止の列車が入り混じっていました。
私たちの列車は7時過ぎ、電光掲示板には運行と書いてあり、(ヤッター!)と乗車して他の乗客とも安堵していると、出発10分前にマネジャーが現れ、「運転手が来てないから・・・」と、列車から全員が降ろされ、ホームで待機。そして1時間以上待たされた挙句に無情の運行中止となりました・・・。
 
気を取り直し、次の列車を予約!と思っても駅は既に運行中止の列車に乗車予定だった人で大混雑!なんとか次の列車を予約できて安堵したものの、今度は発車5分前になっても電光掲示板にホーム番号が記載されず、係員に尋ねると「運行中止のようだ・・・」と無情の告知。
他に運行している列車もある中で運が悪いのか、他の乗客と肩を落とす私たち。
 
でも諦めるわけにはいかず、サレルモ駅に行くぞ!と、ここで作戦変更。
ストライキ中の鉄道会社ではなく、運行本数が少なく時間も遅いけれど違う鉄道会社を予約して運行情報が表示される電光掲示板を見つめると、ホーム番号も出発時刻も表示された!
急いで電車に乗り込むも、今度は発車時刻になっても発車しない・・・。(ウソでしょ・・・)と意気消沈していたら、列車は5分遅れで出発。
 
結局、8時間以上もローマテルミニ駅で足止めされ、夕方にサレルモ駅に到着、サレルモ駅発のフェリーにギリギリ乗れてセーフ!で事なきを得ましたが、この予期せぬ事態から「リスクへの意識と対処法」を身をもって学びました。
 
後から振り返れば、初日の夜に届いた鉄道会社からのストライキ告知メールから最悪の事態を想定し、別の鉄道会社へ変更すれば良かったかもしれませんが、別の鉄道会社は本数が少なく、時間も合わず選択肢には入りませんでした(選択肢になかった別会社の列車に乗車したのは結果。)
 
プロジェクトマネジメント的に考えると対処法は
「回避(資源を必要としない範囲での対応)」
「抑制(延長、投入など影響を最小限にする対応)」
「転換(リスクを関係者などに転換する対応)」
「受容」という「リスクを受入れるしかない状態≒自分ではどうしようできないお手上げ状態」
でした。
なので足止めの8時間にはカフェへ行ったり、(思い通りにいかない旅は人生と同じだなぁ)と考えたり、予期せぬ時間でも前向きに過ごしました。
 
足止め時間で見たのはスケジュールが大幅に狂ってるはずなのに陽気に鼻歌やトランプなどで過ごしているイタリア人や旅人達で「受容」の場合は、気を大らかに持つことも大切!こんな機会も旅のスパイス!と自分に言い聞かせて8時間を過ごしたのでした。
 
生涯、言い続けられるネタを得たとも今は思ってます。
リスク、トラブル、ハプニングは自分が試される機会!リスクが発生すると、誰かの責任にしたくもなり、八つ当たりしたくなりますが、そんなことをしても、どうしようもない場合もあり、旅から得た今回の教訓は忘れることはないと思います。
引き続き、楽しい夏休みを!
 
エールラボえひめ・ディレクター
泉谷昇

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