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ティッシュペーパーがこの世から消える日

三月も終わり、いよいよ春本番となる4月が迫っている。

とはいえ、私たちを待っているのは「出会いの春」や「別れの春」ではなく「値上げの春」らしい。

値上げの春が迫っています。4月からは今年最多となる食品およそ2800品目が値上げされます。さらに、電気料金も値上がりすることから、家計の圧迫に悲鳴が上がっています。

Yahoo!ニュースより

ティッシュペーパーなどの生活必需品や、さらに電気料金も値上げということで悲鳴が上がっているとのことだ。とはいえ、少なくとも紙製品は10%前後の値上げにとどまるらしい。実質商品単価で言ったら数十円の差だろう。大したことが無いようにも思えるが、物価が10%上がるというのは、国際的に診ても結構なインパクトだ。

個人的には、全てがどんぶり勘定で物の値段も見ずに買うことが多く、数十円の値上げでは気づかないかもしれない。

電気代に至っては、すでに諦めている。快適な生活を送るために必要不可欠な出費である電気代は、ケチることのストレスとトレードオフであると考えていて、いくらかかろうと気にしていないという固い決意の元に、最近では一人ぐらいであるにも関わらず、月2万円近くかかっているような気もするが、気のせいだろう。

これらのことから、「値上げの春」が訪れたことに気づかない可能性が高い。この調子で、気が付けばティッシュペーパーがひと箱1000円を超えるような時代になってしまうのかもしれない。ディストピアか……。

もしそのような時代が訪れたら、みんなが泣きながらティッシュとおさらばするだろう。ティッシュの主な役割はこぼれた液体を拭いたり、鼻水などの体液を拭くことだが、雑巾で代替できなくもないはずだ。

そんな世界では、私たちは真っ黒になった雑巾がボロボロに崩れるまで使い倒し、あまりの不潔さに新たな感染症が流行するだろう。

(花粉症の人は無理かもしれない)

そして、庶民の住宅からはティッシュペーパーもティッシュケースも消えて、それらは選ばれた富裕層のみが使用を許され、それがさらなるティッシュの高級化をうながし、鼻セレブは真のセレブリティに祝福されるであろう。

……冗談はさておき、個人的には今回の物価上昇で本当に生活が苦しくなるような影響はないだろうと思うものの、給与が上がらない中での物価上昇は嬉しいことではない。ギリギリの生活をしている方にとっては本当に苦しいことだろう。

そしてこうした状況が、今後悪くなることはあっても良くなることは無いのではないかという暗い見通しがある。未来に希望が持てないと暗澹とした気分になるが、それでも良いところに目を向けて今を乗り切っていきたい。

そう、多分、来年ぐらいに日本で金鉱山が見つかり、我々の賃金が爆上がりし、ティッシュが1000円でも買えるようになるのだ。空前のジャパンゴールドラッシュに湧く日本経済を後目に、私は鉱夫として華麗なるデビューを飾る。

未来に何が起こるかは分からないので、楽観的に構えておきたいものだ。


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