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「ザナルカンドにて」の高速アルペジオが弾けるようになりたい【#レベルアップしたいこと】

 私のピアノ歴は小学校2年生~6年生くらいまでの約4年間だ。

 バイエルではなくアメリカのバスティンメソッドという教本で習っていたので、バイエルで言うとどのぐらいまで~というのは分からないが、修了するかしないかぐらいだと思う。ブルグミュラーが無理なく弾けるぐらい。

 でも、私はトルコ行進曲が弾ける。ブルグミュラーだとアラベスクが好き。あとゲーム音楽が数曲弾ける。
 私は教本練習が苦手だが、自分の好きな曲は弾けるようになるまであきらめない。

 ピアノという習い事は、私にとって苦行だった。知らない人が作った聞いたこともない曲をひたすら練習させられ、地味な基礎練習を「そのぐらいやれ」と尻を蹴り飛ばされながら毎日繰り返し、姿勢から指先のタッチから何から何まで制御することを求められる。

 私の場合バスティンメソッドだったので、イラストが入るなど、楽し気な感じではあった。だが興味のない音楽を弾かされることには変わらず、さらに、バイエルでピアノを習っている他の子と全く話が合わない苦痛もあった。なので当時のピアノの先生には申し訳ないが、バスティンメソッドも好きではなかった。

 ピアノを習うのを止めてからというもの、数年ごとに、ピアノが弾きたくなっては電子ピアノを購入し、好きな曲を弾くということを繰り返してきた。

 「適切な難易度の曲」ではなく、「好きな曲」を弾いているので、習ってない奏法が出てきたり楽譜は読めないしで苦労することも多い。ただ、その代わり練習が苦ではない。

 大好きな曲を自分の思い通りに弾けることで、より曲を理解し、愛せる。

 で、数か月前からダラダラと練習しているのが、FFXのプレイヤー、誰もが愛する名曲「ザナルカンドにて」だ。

 参照している楽譜はこちら。 

 イントロの数小節を弾いただけで、あまりの美しさにため息をついてしまう。物語のテーマ通り、人と人をつなぐものの儚さと、それでも愛を信じる強い心が情感たっぷりに伝わってくる

 でも結構難しい。

 私は譜読みが不得意である。上に参照したバスティンのページには、「楽譜を読めて弾ける子が育つ」とあったが、悲しいことに私は育たなかった悪例と言えよう。
 この曲のように、譜面の音符の数が多すぎたり、オクターブをあっちこっち行き来するともう演奏しながら譜面が読めない。暗譜するところから始まる。

 正直、暗譜はできる。細部に目をつぶれば、弾けもする。

 以下、終盤の高速アルペジオ以外は。

 いや、ナニコレ。嘘だろ。こんな動き人間に出来ないよ。

 スロー再生しても何が起きているのか分からない。いや、楽譜はあるから読めるのだが、なんでこんな動きが出来るの?

 あまりの技術の差に、私はちょっと心が折れかけている。
 以下はお恥ずかしながら、現状、ちょっと弾いてみた動画だ。

 左手が死にかけのクモみたいにのたうち回っているのがお分かりだろうか。

 でも毎日なんとなく弾いていたところ、ちょっとずつ進歩が見られたので、なんとかしてこのアルペジオを完成させたいと思っている。

 私の作戦としては、こうだ。

①右手だけ、一切手元を見ずに弾けるようになる
②左手だけ、ガン見しながらゆっくりアルペジオをミスなく弾けるようになる
③②を徐々に早める
④左手の速度が右手に追い付いたら、両手を合わせる。この時、右手は一切見ない。左手をとにかくガン見する。

 本当は右手をチラリと見てジャンプし、それから左手に意識を向ければいいのだが、この部分右手はさして難しくない一方、左手は一瞬でも目を離すとどこに飛んでいくか分からない。というか、我が手ながら見ていてもどう動いてるのかよく分からない。

 このアルペジオ部分だけ、とりあえず、1日100回練習することを目標にした。6月にはなにがしかの進捗が報告できればと思っている。そっと応援していただけると嬉しい。


#レベルアップしたいこと に寄せて。

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なお、続きました。


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