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他人の定規で測った幸せなんていらない

他人の物差しで測った幸せは、いつだってジャストサイズからはみ出す。私たちはよく、社会の定めた定規に自身を当てはめ、そのフィット感で幸福を計ろうとする。しかし、元引きこもりで現在プログラマとして働く私にとって、その定規はいつもゼロ点を指していた。人々が信じる「普通」という幻想に、私の人生は抗い続ける。

まず、幸せの基準は文化によって変わる。日本での「普通」とアメリカの「普通」は異なる。同じように、私の「普通」とあなたの「普通」は同じではない。私の幸せは、自分が好きなことを追求すること。それは、他人が見たらくだらない生活かもしれない。しかし私にとってはバラ色だ。

私は好きなことが人よりたくさんあると思う。本を読むこと。絵を描くこと。占いをすること。アクセサリーを作ること。ゲームをすること。プログラミングをすること。小説を書くこと。エッセイを書くこと。美術品鑑賞。お香やアロマ、でもそのどれも仕事にしたいとは思わない。

(プログラミングは致し方なく仕事になってしまったが、それで良かったかと言われると良くはないと思う。いくら好きなことでも、やりたくない時までやらなければならないとなれば、いつか嫌いになっていく)

次に、幸せは人それぞれの性格によっても異なる。社会が肯定する「外向的な性格こそが幸せ」という定義は、内向的な私にとってはいただけない。私は人混みを避け、一人の時間を愛する。一人でいることで感じる平穏は、私にとって最高の幸福なのだ。

さらに、幸せは生き方の選択によっても変わる。結婚や出産といったライフイベントが全ての人にとっての幸せではない。私にはそれがシニカルに思えるが、それでいい。自分の価値観に基づいた生き方を選ぶことこそ、自分自身に正直な幸せへの道だ。

他人の物差しで測られる幸せは、不釣り合いな服を着せられるようなもの。私は私の定規で、自分の幸せを測りたい。それがどれほど異端であろうと、私にとっては最適なフィット感なのだから。

自分自身の価値観に基づいて自分の幸せを定義する。

これこそが、自分らしく生きるということ。そして、それが真の幸福への道なのだ。

あなたがこの文章に目を通している今、もしかしたら「他人と自分との違い」に思いを馳せているかもしれない。他人のペースで生きることに疲れたら、一度立ち止まり、自分だけのリズムを見つめ直そう。あなたの時間は、あなたにしか刻むことができない、独自のリズムで進んでいる。

あなたの幸せの形を、他人が決めるわけではない。それは、あなたが心の中で描く絵のようなものだ。他人の目を気にせず、自分の感性で色を選び、一筆一筆を丁寧に描ければそれで良い。

時には、自分らしさが問われることもあるだろう。だが、自分が真に価値を感じるものを選び、それを大切にする勇気を持とう。その勇気が、真の幸せへと導いてくれる。

他人の物差しは置いて、自分の幸せを自分で信じ、一歩ずつ自分の道を歩んでいく。それが、最も輝かしい選択になるはずだ。

あなたの幸せは、あなたが定義し、あなたが選び、あなたが生きるもの。そのことを信じて、自分だけの物語を、これからも紡いでいってほしい。


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