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20240717_鯨オーケストラ

・吉田篤弘「鯨オーケストラ」を読了した。最後まで読んで、3部作の3冊目から読んでしまったことを知る。

・奇跡の予感が何度もありながら、結局ちがった、でも違ったから、結果もっと奇跡みたいになってない?という感じで、あとはリアルな日常と、やたらと神秘的精神的な世界の往復。

・奇跡かと思ったけど違ったね、でそのお話のよさというか強さがわかるような気がした。

・でもやっぱり私にとって吉田篤弘さんは、美味しそうな描写と、全然身近じゃない日常を描くひとなんだよなあと思う。


・「RUFA」という活動のcmがYouTubeで流れてきた。「Running Up For Air」の略で、環境活動の一環として山を走ってのぼったりくだったりするイベントをやっているらしい。

・cmというか20分弱くらいのドキュメンタリーで、とばさず全部見てみるか、と思った自分にびっくりした。しかもちょっと参加してみたくなった。ありえない。このありえなさ、自分にしかわからなそうでおもしろいな。


・リプトンのレモンティーを飲むと引っ張り出される思い出がある。たぶん人生で初めてレモンティーを飲んだときで、しっかりと「これがレモンティーか」と思った記憶もある。

・小学校3年生くらいの頃か、銀杏並木が有名なところに家族で行き、その年末に使う年賀状の写真を撮られたりした。子どもとしては季節を感じる木々を見るだけの時間はそんなに楽しいものではなかったと思うし、たぶん別の用事のついでだったはずだけど、その真の目的のほうは全くおぼえていない。

・そこでめずらしく寒いと言った(暑がりだった)私に、めずらしく自販機でママがホットの小さいサイズのレモンティーを買ってくれた。たぶんホットのドリンクで私が飲めるのがそれくらいだったんだと思う。

・別にそれが特別嬉しかったとか美味しかったとかではないけど、ぼんやりとめずらしいことが多くて、はっきり初めてのレモンティーを認識して、たぶん一生忘れない記憶になっている。

・昨日もなんとなく飲みたくなって仕事の途中で買いに行って、高校生みたいに紙パックにストローさして飲みながら、ホットでもないのにね、と思い出した。


・最近仕事がそこそこ忙しく、そのおかげでメンタルが安定している。

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