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自由研究に「言葉クイズ」はいかが?

今年は短縮になりますが夏休みですね。言語学っぽい自由研究については以前も「言語学関係夏休み自由研究ネタ7連発」という記事を書いたことがあるんですが,今回は「言葉クイズ」を紹介したいと思います。

準備

用意するのは辞書1冊。お手持ちの小学生向け国語辞典で構いませんし,公立図書館で見ることもできます。複数冊あるともっと面白くできそうな予感はあります。ちなみにこの記事ではたまたま手元にあった「三省堂 例解小学国語辞典」(第3版)を使用しています。

やり方

辞書の言葉の意味(語義)を書いて,もとの単語を当てるクイズを作成します。ただこれだと難しそうな言葉を集めるだけになってしまうので,「みんなが知ってそうな言葉」というルールを足すといいと思います。例えば次の言葉はどうでしょうか?

北を向いたときに,東にあたるほう/縦書きの文章で,前に書いたこと

これは三浦しをん『舟を編む』でも有名な「右」の語義です。

例題

いくつか出してみましょう。

第1問 わからないことや疑問に思うことについて,本を読んだり人に聞いたりしてはっきりさせる
第2問 外から見た物のようす。かっこう。
第3問 はしからはしまでが大きくはなれている
第4問 こわれる。分かれる。かくしていたことがわかる。
第5問 (人や物を)かわいがる。かわいく思う。また,その気持ち

答えは次のとおりです(noteはフォントの色変更ができないんですよね)。

第1問 調べる
第2問 形
第3問 長い
第4問 割れる
第5問 愛

最後は辞書の語義の定番ネタですね。家族や友達に出してみて何問正解するかを数えてみてもいいと思いますし,さらには自分で意味を書いてみるというのも面白いんじゃないかと思います。

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