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読書記録②:軸は多様に持っておく

変な時間に寝て、変な時間に寝てしまった。
今日は、もう起きてようとおもいます。
朝型になるって難しいな、、課金しようか悩み中。


この間、アボカドが余っていたので、作ったパスタが濃厚で美味しかった!ただ、お昼に食べてにんにく全開だったのはわたしの失態です。

いつまでも、盛り付けが苦手。

https://youtu.be/Of2dkeBo-Xk

あ、あと、写真撮ってないけど、昨日食べたネギとお肉のうどんも、あったかくてごま油が食欲をそそって美味しかった!

https://oceans-nadia.com/user/22780/recipe/177292


おっと、読書記録でなくて自炊記録になるところでした。笑


今日の本:「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」ブレンディみかこ著、新潮社


もうね、帯がすき。

要約とかせんでいいくらいに、内容が詰め込まれてるし、切り取られた台詞1つひとつに考えさせられる。
帯に、「一生モノの課題図書」ってフレーズつけた人、本当センスあるわ。


日本にいるわたし

日本にいるわたしたち、少なくとも日本人の父と母を持つわたしは人種差別について、身近ではない。おそらく、多くの日本人もそうであると考えられる。

だからなのか、自分が差別される側に立つという発想はあまりなかった。実際、わたしの受けてきた学校教育や、教師教育の中では、「差別行動をしないため」という大きな前提があって、差別行為を受けたときのことを考える(あるいは考えさせる)機会は記憶にない。わたしの記憶にないだけかもしれないが、メジャーではないであろう。東洋人が差別されてきたというのは、もはや昔のことだという認識があったため、遠いイングランドでは現在も差別があることに読み始めは驚いた。差別はそんなに簡単に消えるものではないのに。無知の知であった。

イングランドに住むアイルランド人の父と日本人の母を持つ著書とその息子が、さまざまなバックグラウンドを持つ子のいる中学校で、悩み奮闘する記録である。


ライフ・スキルの授業

↑では、主に国や人種という縛りで考えたことを述べたが、本書は人種差別的なテーマだけでは終わらない。ジェンダーや貧困など、現代的課題といわれるものを盛り込んである。そこには色んな軸が存在し、息子くんは、それを駆使して、日常的な問題解決に当たっている。その軸の存在を彼が知ったひとつが、ライフ・スキルの授業だろう。イングランドのライフ・スキルの授業はそんなことまで教えるのか、わたしも受けてみたいと思った。
日本で、ライフ・スキルに替わ授業はほぼ行われていない。よって日本の子どもたちはそのような軸を手に入れる先は周囲の大人である。その大人たちもまた、親世代からの影響を受けてきた。


1人が多様なのだ。

「多様性とは、周囲の人が多様なのではなく、1人が多様なのだ。」
多様性という言葉を聞くと、大学の国語の授業で言われたこの言葉を思い出す。
本書の主題とは逸れてしまう気もするが、記しておきたくなったので。
よく、「その人を全面的に愛せ」とか言われるが、そんなの家族でもない限り難しい。だから、関わりのない人を認識するときに、その人を測る軸をたくさん持っておけばいいのではないかと思う。軸とは例えば、国籍やジェンダーなども含まれるし、好きな食べ物、好きな本、苦手な教科、異性のタイプなんかもアリだと思う。そうすることで、「この人にはこんな一面もあるんだ」とか、「こういうところはわたしは苦手だな」といったその人の多様な面に触れることができる。

昔、国語の教科書で読んだルロイ修道士の話がとても好きだった。日本人とか何人とかじゃなくて、あなたを1人の人間として捉える。みたいな台詞が印象深いかった。わたしが、多様性とかアイデンティティを考えるときのバイブルのようなものかな。


徒然なるままに記録。笑
もっと、教師教育の段階で、アイデンティティとかについて考える授業あってもいいのにな〜。配慮とかの方法論が多くて、学生自身がどう捉えるかを考える機会って少ない気がする!!

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