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新年のご挨拶

1,552文字あります。個人差はありますが、3分〜4分ほどでお読みいただけると思います。

みなさま、あけましておめでとうございます。
よこはま発達クリニック・相談室の佐々木です。

まだまだ大変な世の中ですが、昨年も多くの方々に記事をお読み頂き誠にありがとうございました。

今年、よこはま発達グループでは利用される方々からのご希望にお応えし、これまでのクリニック、相談室に加え、新たに児童発達支援事業所を、同じビルにオープンさせることに致しました。5月頃から稼働できるよう現在、急ピッチで準備に取り組んでいるところです。そのため、我々のグループにはこれまでの医師・言語聴覚士・公認心理師・精神保健福祉士などの職種に、新たに保育士の仲間も加わってのスタートです。また詳しくお知らせできるようになりましたら、皆さんとも共有させていただければと思います。

医療と福祉それぞれの領域で地域の皆さんにお役に立てるよう、そしてこうしたSNS等のオンライン上で地域を超えて皆さんとご一緒していけるよう、スタッフ一同精進してまいりますので、変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

我々のコアバリュー

2022年には我々が大切にしているコアバリューを掲げさせて頂きました。

それぞれについての詳細は、過去の記事をお読みいただければと大変嬉しく思いますが、もし宜しければ皆さんも1年のはじめに「Positive」について一緒に考えてみませんか?

お子さんや直接支援しておられる患者さん、利用者さんなどおられると思います。皆さんの、Positiveな点(魅力)はなんでしょうか?1〜3つほど、改めて考えてみませんか?

  • 好きなことに夢中になれる

  • 先行きがわかっていると、とても安心して力を発揮できる

  • 自分のペースを持っている

  • 切り替えは苦手なはずなのに、納得していることは一生懸命切り替えてくれる

  • 納得と安心が得られていることは、とても誠実に取り組んでくれる

これらは発達障害のある方々の魅力のほんの一部ですが、皆さんはどのようなことを思い浮かべますか?

「どう考えているんだろうか?」「どこで混乱や戸惑いを感じているんだろうか?」と、我々も悩むこともありますし、日々の対応では自信をなくしかけてしまうこともあるかもしれません。

ですが、「きっとやりようはある」ということを一緒に考えていく仲間を増やしていくこと、そしてそうした時こそ「苦手の克服ではなくて、強みを生かす」という視点を持ってほしいと思います。簡単なことではないですし、目の前の困難が大きい時にはそうは思えないこともあるかもしれません。ぼくもそうです。

それでも、そうした時こそ次のように考えていきたい、考えてほしいと願っています。

  • 「どこで」困っているんだろうか?

  • 魅力(良さ、今ある力、今できること)と苦手ってなんだろうか?

  • 魅力が発揮されやすくて、苦手が発揮されにくい環境になっているだろうか?

そのためには、お時間ある時で構いません。
発達障害のある方々の困難を感じている面、不得手な面だけではなく、魅力を、一度立ち止まって考えてみませんか。

最後に

新年早々、最後までお読み頂きありがとうございました。
これは昨年も書いたことですが、大切にしている考えでもありますので、改めて。

  • ご本人、ご家族、支援者の方々の生活の豊かさにつながるものであるか

  • 「こうあるべき」という価値観を持つことなく、「誰の」「なんのために」支援者として伴走するのかを忘れず、その時々で柔軟に考えていくこと

こうしたことをこれからも大切にしていきたいと思っています。

最後になりますが、本年が皆様にとって幸多き年となりますようスタッフ一同お祈り申し上げます。

よこはま発達グループ 
スタッフ一同

2023年も支援の専門性の向上を目指し、多くの研修会を開催していきたいと思っております。現在は、Peatixというサイトにて研修会情報を掲載しております。宜しければ、どのような内容なのか等ご確認いただければと思いますし、皆さんとご一緒できることを願っております。

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