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感覚の特徴を好みとして活かす

よこはま発達サポートルームの公認心理師の堤田です。

サポートルームでは手や足でさまざまな素材に触れて、その感触を楽しむ「感触遊び」をスタッフと一緒に取り組むお子さんもいらっしゃいます。感覚遊びをセッションに取り入れるねらいは、さまざまな素材に触れて感触を感じることで指先の感覚や五感(味覚、嗅覚、聴覚、視覚、触覚)を育てていくことです。五感を使って遊ぶことで「これってなんだろう」と「思わず触る・見る」をくり返し、楽しく探索する中で世界を広げていくことが大切です。

今回は水の感触を楽しめるウォーターマットを紹介させていただきます。衣類などを入れる圧縮袋に水と金魚のおもちゃを入れて作成しました。

氷も入れてみると冷たくて気持ちいい感触があり、夏にはピッタリの遊びではないでしょうか。

お子さんと遊んでみると、ウォーターマットを手で触ってみたり、揺らしてみたり、足をのせたり、踏んだりして水が揺れ動く感覚や冷たさを楽しむ様子やウォーターマットの中に何があるんだろうと興味を示し金魚を捕まえようとする様子が見られ楽しく遊ぶことができました。サポートルームではそれぞれのお子さんが楽しんで取り組めるような教材作りや遊び作りを心がけてまいります。

参考文献

藤原里美(2023).「手作り感覚おもちゃ 発達障害の子どもがとことんあそべる」世界文化社


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