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観光地と居住地

バカンスに出ていてしばらく投稿が空きました。

今回は旅行に行ってて感じたことを中心に書いていきたいと思います。

今回の写真は石垣島の川平湾。
ここまで綺麗な水色になるには理由があります。ただ単に海が綺麗だからだけではありません。
本州は火山が頻繁に起こり、砂浜は黒ずんだ色が多い。これは綺麗汚いの話ではなく、地形からくる要因です。
石が川によって削られたりすることでできる砂を中心にした砂浜と、サンゴ礁が海によって削られてできた砂を中心にした砂浜なのか。

こんなに綺麗な海は憧れますよね。

見に行きたいよね。住みたくなるよね。
石垣島は観光地。観光地でありながらも同時に島民からしたら居住地、故郷です。

この兼ね合いについて考えたことを書いていきます。

観光地

石垣島を中心とする八重山諸島はそれぞれ違った特徴を持つ有人島がたくさんあります。

EX.竹富島、西表島、波照間島、小浜島、黒島、鳩間島など

それぞれ、観光収入は島民にとって欠かせないものです。

飲食店やおしゃれなカフェ、三線居酒屋、フェリー、アクティビティなどは観光客あって成り立つ職業と言っても過言ではありません。

今回石垣島、竹富島、西表島に旅行で行ってきましたが、話を伺うと大打撃を受けている人や、実際に何人も知り合いが職を失っているという方も居ました。

それくらい八重山諸島にとって観光収入は大事なもの。

こんなにも綺麗な海があったら、みんな行きたくなるよね。

夏なんかは特に観光客が集中し、毎年大混雑らしいです。


居住地

一方、観光地でありながらも島民からしたら生活の場です。

竹富島には今回、フェリーの時刻表ミスで、ほとんど人が乗らないような遅い便で帰りました。時間が浮いた私たちは自転車で島をもう一度散策。

すると、今まで聞けなかった家族で遊ぶ声や、子どもたちの漕ぐ自転車の音が聞こえました。
どういうことかというと、観光客が多い昼間は敢えて外に出ないということが考えられます。確かに、竹富島は3度目でしたが、初めて島民を見た気がします。

観光客は増えすぎるのと同時に、島民の生活を圧迫している可能性もあるのです。

これはゲストハウスの人の話や移住した人の話を伺えたからこそ知れたことでした。

島や集落によっては移住者を全く受け付けない場所もあるそうです。

けど、これは当たり前だし、素晴らしいことだなと思いました。

自分が住んでいる場所の伝統を守りたい、自然を守りたいという意識があるからこそ生まれる感情です。

あったかーい、時間の流れゆっくり〜、島だと土地安いから新しいこと始めやすい〜っていう軽いノリで移住するのはとても安易な考え方だなと感じました。

島の人たちの話やを聞いて、私はより将来移住したいという気持ちになりました。みなさんが守りたいと思うほど素晴らしい魅力のある場所に住みたいと。

観光地でありながらもその場所が故郷の人も居て、故郷の良さを残しておきたいという人がいる。しかし、観光地だから少しずつ発展していく。

この二つのコントラストがとても考え深い、私の中で今ホットな考え事です。


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