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ビジネス向けYoutube配信を毎週2本、1年間続けてみた結果

2021年の6月後半からスタートしたYoutbeの毎週2本投稿。
かなり苦しい瞬間もありましたが、休まず1年間続けてきました。この機会に1年間毎週2本投稿を続けた結果をまとめてみます。

カイラボのYoutubeチャンネルはこちらです。

Youtubeをはじめたきっかけ

2019年8月から細々とやっていたYoutubeの配信。
最初のうちは私の会社(株式会社カイラボ)のブログ記事作成にあたり、私が話した内容をライターさんに記事に起こしてもらうためにスタートしました。「どうせ撮るなら、Youtubeにも配信しちゃいましょうか」みたいな軽い気持ちです。

しばらくは細々やっていましたが、研修業界での動画需要激増にともない、2020年4月からは週1本ペース配信に。ここで少し手ごたえを覚えたのと、Webマーケ&動画編集等をお願いしている株式会社シンラウンド代表の中島さんから「毎日やっちゃいましょうよ」の一言で、「さすがに毎日は無理だけど、週2本やります!」と、この時も軽いノリで週2本配信が決まりました。

企業の人事向け(その中でも社員の定着率UP)というニッチ領域の動画

ちなみにうちのYoutubeはいわゆるエンタメ系ではなく、ビジネス向けです。その中でも人事向け、さらに社員の定着率アップというかなりニッチな領域でやっています。
当然、再生数稼いで広告収入上げるぞ!みたいなことは目指していなくて、営業ツールとしてメルマガでYoutubeのURLを共有するような形が中心です。淡い期待として「Youtube見ました!」という問い合わせがあったら嬉しいな、くらいの気持ちでやっています。

チャンネル登録者は約2倍

さてさて、毎週2本の投稿で変わったことですが、まずはチャンネル登録者数。

524件 → 1068件

週2回投稿開始前の2021年5月末時点では524件だった登録者数が、2022年6月27日現在で1068件。約2倍です。
実は単月で見ると毎週2回投稿を開始した2021年6月が66件の増加と、最も高い増加数でした。

視聴回数と総再生時間は微減

チャンネル登録者が倍になったんだから視聴回数や総再生時間も倍になったのか?と思いますよね。普通そうですよね。残念ながら減りました。

2021年5月
 視聴回数 7305
 総再生時間 733.3

2022年5月
 視聴回数 7195
 総再生時間 583.9

視聴回数、総再生時間ともに減っています。
この1年で最も視聴回数が多かったのは2021年7月に9744回です。
※2022年4月にテスト的に広告運用をした時に14000回というのがありますが、広告運用しているので除外しています。

視聴回数と再生時間が減った理由は色々と仮説があるのですが、一番は同業者の参入が大きいかなと思っています。
それでも、1か月間で約600時間、自分のコンテンツが見られていると考えると、1日2時間は自分の主張が見られているわけで、けっこう凄いよなとは思います。

Youtube経由で問い合わせが来たのは数件。成約率は100%

チャンネル登録は増えたけど、視聴数・再生時間は減ったのはわかった。で、結局儲かったの?というのも大事ですね。
カイラボでは新規のお客様はほぼ確実に研修or講演の依頼からスタートします。ですから、Youtube経由で研修や講演の依頼がどれだけ来たのか?が重要です。

Youtube経由で問い合わせが来たのはだいたい10件程度。そのうち2021年5月以降だと5,6件です。問い合わせからの成約率は100%。Youtubeをご覧いただいている時点で、いわゆる指名買いになっています。営業効率という面で、これはかなり大きいです。

※問い合わせ件数があいまいなのは「サイトを見ている中でYoutubeを見つけた」とか「以前からメルマガを見ていて、さらにYoutubeを見て依頼しようと思った」など、他の流入経路との切り分けが難しいケースも多いからです。

提案時のクロージング率は爆上げ

Youtubeでの問い合わせは1年で5,6件と決して多くはないですが、実は営業時のクロージングにおいてYoutubeは絶大な力を発揮しています。

研修業界というのは、いわゆる代理店の会社が多く存在します。
カイラボでも、営業の大半は代理店にお願いしています。代理店がお客様に「カイラボの井上って講師は、こんなテーマで研修できますよ」と売込んでくれて、お客様が興味があれば、契約という流れです。

ただ、代理店としては一つのテーマに複数の講師をピックアップすることもありますし、たいていの研修はコンペ案件になっていて、企業の人事は複数の研修会社(いわゆる代理店)に提案依頼をします。

このときに力を発揮するのがYoutubeです。
提案書の中にYoutubeのリンクとQRコードを貼り付け、メール本文にもサンプル動画のURLを複数貼り付けています。

これが効果抜群でした。
研修や講演においては、どんな話っぷりをする人なのか非常に重視されます。代理店がいくら「この講師は良い講師です!」と言っても営業トークにしか聞こえません。
でも、Youtubeなら実際の話しっぷりがわかります。
おかげで、営業のクロージング率(打合せしてから成約までの確率)は劇的に高くなっています。なにより、初回の打ち合わせ段階から、先方はYoutubeを見て「井上って講師はおもしろそうだぞ」と思ってもらえているので、打合せもスムーズに進みます。

余談:広告収入は498円

うちは広告収入を増やすことは目指していないとは言いましたがYoutubeパートナープログラムには入っているので、一部の動画で広告を入れています。
パートナープログラムの申請が通ったのが2022年6月14日。そこから今日までの約2週間での収益(予想)は498円です。。。

いやぁ厳しい結果ですね。年収数億円というユーチューバーのみなさんのすごさがよくわかります。

結論:ビジネス系Youtubeで週2本はきつい。けど確実に恩恵はあった。

1年間、毎週2本のYoutube投稿をやってみたの感想は、大変だったけどやって良かった。この言葉に尽きます。

正直かなりきついときもありました。
インプットは今も枯渇しています。
ブックレビューみたいなやりやすいものに逃げようかと思ったこともありました。
それでもなんとか無理やり強引に続けてきた意味はあったのかなと思っています。

いつまで続けるかはわかりませんが、続けられる限りは今の毎週2本は死守しきます。



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