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リーダーシップについての考察

リーダーシップについて考える

このnoteを開いたあなたは、人生のどこかでリーダーを務めたことがあると思います。
または、今まさに職場や学校でリーダーを務めている、または務める予定があるのかもしれません。

今回のnoteでは誰もが何かしらの形で経験するであろう、リーダーについて少し掘り下げていけたらと思います。


リーダーといえば誰?

まず、“リーダー”と聞いて誰が思い浮かびますか?

芸能人から著名人まで多くの名前が挙がりました。実際にいま自分自身が学生なのか社会人なのか、はたまたライフステージに依ってもそれぞれ思い描く人物は変わりそうな結果でした。

ちなみに僕は TOKIOの城島さんを思い浮かべました。あだ名がリーダーってのが大きな要因ですね。笑

リーダーに求められるものは何か

リーダーに求められるものとして、どんなものが挙げられるでしょうか?

こちらの記事ではアンケートを実施してくれています。


こちらのアンケートは社会人を対象に実施されたものですので、大人たちのリアルな現状が見えてくると思います。

最も求められているのは行動力と決断力。これは会社という組織のなかにおいて、周りからの目を気にしすぎることなく、グループを前進させてくれる力が必要とされているのでしょう。また、次いで必要とされているのはコミュニケーション能力。上下の関係性だけでなく、横のつながりを円滑に進めるために、コミュニケーション能力が求められているのだなと感じました。

実力は関係なし?

このアンケートを見てわかることは、リーダーが実際に実力があるかどうかは人々の求める優先度としては低いことがわかります。

僕自身、フットボールを通じて、多くのリーダーと関わってきました。少年団のときの監督コーチ、中学の顧問の先生、高校の監督、Fリーグの監督コーチ、それぞれの部長・キャプテンetc.

指導者のなかにはプレイヤーに比べてフットボールの実力がない人もいました(もちろん上手ではある)。でも、そういったリーダーはそれを補って余るほどに、コミュニケーション力が豊かでした。

寡黙なリーダーもいましたが、その人は実力で魅せて、背中で語るタイプでした。

つい、リーダーを務めるときに不安になることは多いと思います。
「私に務まるんだろうか?」
「実力に見合ってない。みんなついてきてくれるだろうか?」

しかし世間は実は実力についてそこまで求めていません。もちろんあるに越したことはないです。実際にみんなが求めているものは

①グループを前進させる決断力
②グループが円滑に進んでいけるようにするコミュニケーション能力

これをめちゃくちゃに求めているのです。

決断力を身につけるために

リーダーに求められているものはわかった。では、その決断力を身につけるためにはどうすればよいのか。

決断することは勇気のいることです。その勇気とはどんな勇気か。

うまくいかなかったときに行動し直すことが出来るかどうかの勇気です。

人は何か物事を決断するときに悩みます。自分のなかでAとBの道があったときのだいたい行くべき方向は決まっている。だけど、もしその選択が悪いものだったら、、、

通常であるならば、皆ここで悩むのです。選んだ道が微妙で、選ばなかった道が良いものだったらどうしよう、そんなふうに悩むのです。

でも、人生って実は選び直せるんですよね。

選択をするときにはAとBの道しかなかったかもしれない。だけど、Aの道を進んでみたら実はCという選択肢もあることに気づいた(もしくは発生した)こと、実はあるんじゃないですかね。なので、そこをまた選び直せる勇気を持つことが皆さんの決断力を支えてくれると思います。

別に選んだ道で失敗したっていい。そこから過去の選択を悔やむのではなく、現在の選択を選び直せるかどうか。もちろん色んなしがらみはあるでしょう、だけど世界は思ったよりもちゃんと回ろうとしてくれます。回ってくれます。だから焦らず、決断して、そして修正していけばいいのです。

コミュニケーション力を上げるには

コミュニケーション能力が高いなあと思う人っていますよね。
僕が出会った中でいちばんコミュニケーション能力高いなあと感じたのは元風雅ドールすみだ監督であり、現在フットサル女子代表監督を務める、須賀雄大さんです。

須賀さんはすみだでの異名が「キングオブ例え話」と言われるほど、とにかく話の中で「例えばだけど」が入ってきます。笑

たぶん、みんな須賀さんのモノマネするならこのフレーズは絶対につけるんじゃないかな。

もちろんその「例えばだけど」を用いた例え話はもちろん分かり易いのですが、とにかく喋る印象です。で、それでいて自分の話をずっとしているわけではなく、会話の引き出し方がとても上手です。とにかく気づいたら自分も喋ってます。で、しっかり双方向の話が成立したなかで、自分はこう思うから、それも考慮して考えてみてよ。とこちらに決定権も委ねてくれます。

という印象。

で、他のコミュ力高いなと思う人はいるのですが、その人たち通じて思うのは自分の話は話すけど、基本聞き役のときにめちゃくちゃ聞き役としての立ち回り上手いって印象です。

この聞き役のときの立ち回りの上手さが個人的にはコミュ力を上げる上で最重要ポイントなんじゃないかなと思います。

具体的にこの立ち回りのポイントを押さえましょう。
①自分の話は聞かれるまでしない
②「昔は〜」と言って以前と今を比較しない
③自慢話をしない
④褒めるところの具体性がある
⑤リアクション・相槌が多様
⑥時にはハンドアクションも使う
⑦話に対するアンテナが張り巡らせてある

こんなところでしょうか。おそらく、みなさんの近くにいるコミュ力高い人はこんな特徴を持ち合わせているんじゃないでしょうか。

感じの良い美容師さんなんかも、こういったものを持ち合わせているかもしれませんね。

結局、リーダーシップを持ち合わせる人ってどういう人?

組織に必要なリーダーシップの人材。その人たちが持ち合わせているのは
周りへの気配り力と決断力の要素なのではないでしょうか。
必要なことはその業務を実行できる能力ではなく、グループのなかでの圧倒的実力ではなく、グループを円滑に進めていける人のこと。

具体的には今回のnoteでは決断力とコミュニケーション力を取り上げました。

それは物事の捉え方であったり、こちらの姿勢でどうにかなりそうなものでした。もちろん生まれ持った資質による向き不向きはあるでしょう。でも全部自分1人でやろうとせずに、グループで物事を進めることが出来たなら、きっとそのグループは最強の集団に近づいていけるのではないでしょうか?

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