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主体性を持てというけれど

今年度から高校は
観点別評価が3観点になりました
① 知識技能
② 思考判断表現
③ 主体的に学習に取り組む態度

この3観点のうちの3番目
「主体的に学習に取り組む態度」
を評価するってとても難しいな!と考えています

従来通り
テストの点数で評価することが
客観性も担保できて、クレームも少ないことでしょう

が、しかし
その目の前の生徒が学校を卒業するころに
主体性を発揮できるようになっているかは
自信を持ってはいと言えないです

では、どのような仕組みで
主体性って身につくのでしょうか
そこが少しでもわかれば、評価もしやすいのではないかなと思います。

主体性を涵養するために、その原理原則のようなものを知りたくて
今回、「学習する組織入門」を読みました!
学びを共有したいと思います。
出てきた言葉を図示してみました!

自己マスタリー図

自己マスタリー…常に学ぶ、飽くなき探究心を持つ姿勢。
        主体性を持ち、
        対象を我が事として考えること(当事者意識)

ビジョンは到達地
     →本当に望むこと。自分を奮い立たせ、
      現実に向き合い、行動する勇気を与えてくれるもの
      まだ現実になっていない憧憬や自分達の姿
目的   →方向性
手段   →目的へ近づくための道具

「人は自らが学びたいことこそ、自発的にかつ効果的に学ぶ」
このように記されていました。
ということは、授業においても
毎時間、あるいは年間を通して
生徒が「どんな姿になりたいか」というビジョンを明確に定める事が
主体的な学びにつながるのではないのでしょうか

ビジョンを掲げて、その通りに事が進めばいいのですが
もちろん障壁も当然あると思います

現状と理想のギャップで次の2つの緊張が生じると
書かれていました

創造的緊張 能力開発・主体的な行動
感情的緊張 ビジョンの負の側面が目立って
      抵抗する力が強くなる

創造的緊張はビジョンに近づくために必要な行動です。
一方で感情的緊張はビジョンとの差が大きく、
現状に留まろうとする力(引き戻される)が働きます
その背景には「受け身の姿勢」が挙げられます

現状に留まろうとする、受け身の姿勢という真実
真実を見つめて(中立的な視点で)受け入れる事が大切だと書かれていました

・ビジョンは自分の心からやりたい事なのか
・ビジョンに近づいていると感じているか
・手段や目的は適切か

定期的に内省するきっかけを作って
修正をしていく必要がありますね

教科指導だけでなく
生活指導・特別活動でも取り入れてみようと思いました!
また、自己研鑽にも役立てていこうと思います!

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