上を向くと落ち込めない
自分で起業のリスクも取れないのに、経営者のパートナーになれるだろうか?起業した理由のひとつが、こんな感情でした。
実際に起業して、何もないところからビジネスを立ち上げていくのは、思っていたとおり、いやそれ以上に大変でした。
なんでこんなことしちゃったんだろう?
でも、これがまさに起業するということだし、経営するということなのです。正解かどうかはわからないけど、やってみるしかない。こういう局面が何度もやってくるのです。
サラリーマンのときにありがたいのは、とりあえず決まったお金が毎月入ってくるってことですね。この感覚と、経営者の感覚はまったく違う。そのことをすぐに体感しました。
落ち込む?
おかげさまでそういうことはあまりなかったですね。
元々の性格が楽観的、というのもありますが、それだけではありません。
意図的に感情をコントロールするということもしています。
以前、水曜日のダウンタウンというテレビ番組で、こんな企画をやってたんですよ。
マツケンサンバを踊りながら泣けるか?
涙もろさには自信のある芸人さんが次々に登場して、悲しかったことを思い出して、涙を流そうとするんですよね。大音量でマツケンサンバを歌いながら。
マツケンサンバは強力で、どうやっても悲しい思い出に浸ることができず、みんな泣けずに終わるんですけど、
言いたいのは、マツケンサンバの話じゃないんです。
マインドの問題は、マインドでは解決できないってことなんですよね。
落ち込んだ気持ちを、別の気持ちで紛らわせようとするのは難しいのです。外的要因や刺激を与えないと、なかなか暗い気持ちは変わらないってことなんですよ。
だから、気持ちがネガティブになったときは、あんまり1人で考え込んじゃうとヤバいんです。
私の場合は
とにかく寝る
姿勢を正して上を向く
人と会って話す
もう、これだけやってます。特に上の2つは、「マインドの問題をフィジカル(カラダ)で解決する」の精神です。
寝れば、体力が回復する。寝れなければとにかく運動。で、寝る。
上を向く。上を見ながら落ち込もうと思っても、なかなかできない。試してみてください。意外に、カラダの状態がココロを制約することに気がつくはずです。
私は経営者をご支援することを仕事にしています。ご支援する立場なのに、余裕がなかったら、誰も近寄ってこないです。
ちなみに、私の得意な財務(会社のおカネをどう増やすか?)で考えると、「不測の事態に資金で備える」というマインドが経営者には大切です。個人のカラダがマインド・メンタルを変えるように、経営では「備え・余裕」が経営者の発想を規定します。余裕がある方が、積極的な発想が出るんですよね。
ちなみに、会社の業績が良いことと、会社のおカネが増えることはまったく別。むしろ業績が伸びるとおカネは減っていくことが多いです。会社のおカネは、業績の伸びに応じて後から付いてくるものではありません。
会社のおカネは、業績によらず、意図的に作り出すものです。
それではまた!オレ!
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