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アイデア次第で行動が変わる!究極の2択が中小企業に問うものとは?

最近、タバコの灰皿を投票形式にする試みが流行っています。この投票がなかなかおもしろいんですよ。

  • 聞き続けるとしたら、どっちの話?「過去の武勇伝」or 「生々しい愚痴」

  • あなたが手に入れたいのは・・・「永遠の愛、そして一文無し」 or  「一攫千金、そして永遠の孤独」

ついついタバコを「投票」してしまう。そんな灰皿が、ポイ捨て激減に大きな効果を出しているそうです。

ついつい、大人になると、問題解決に真面目に取り組みすぎてしまうことがあります。でも、大人も子供も、同じ人間です。「ついやってしまう、楽しい仕掛け」が、すごい効果を生むこともあります。

日本企業は生産性が低い。これはよく言われることですよね。だからといって、工数を管理して、コストを切り詰める。勤務時間中は私語も禁止・・・。ここまで管理を徹底すると、何が起きるか。

社員が耐えきれなくなり、離職率が高まることが多いです。採用して、教育して、管理して、辞めていく。これって、本当に生産性の向上につながっていますかね?

私は、「財務」という領域で、中小企業経営の支援をしています。財務とは、①これから、何にどれだけお金を使えるか、②そのお金をどこから用意するか、を考えることです。

そのときに大切なのは、「全体最適の視点」を忘れないことです。

たとえば、補助金を取るために、新規事業や設備投資をする、という選択肢があるとします。短期的には、お金が増えるのかもしれませんが、果たして中長期で考えたときに、それは本当に会社の役に立っているでしょうか?

そのためには、その事業や設備投資が、本当に経営に必要かどうか、検証する必要がありますよね。この視点が「全体最適」です。

その他には、節税が考えられます。利益が出すぎちゃったから、節税をしよう。これはよくある話ではないでしょうか?しかし、その節税が、会社の成長余力を削っているとしても、本当に節税をすべきでしょうか?

場合によっては、短期的にも、長期的にも会社のプラスになっていないかも。

特に「会社のおカネ」は、学ぶ機会が限られています。世間一般で信じられている「おカネが増える方法」は、中長期的に効果がないことも多いです。

会社経営は、決断の連続です。良いと思ったことが、裏目に出ることもあります。それを回避するためには、会社全体のお金の流れを把握することが大切です。これができると、これから取る施策が、社内のどこにどんな影響を与えるか、事前に読めるようになってきます。

会社のおカネが学べる記事を、これからも書いていきますので、ぜひご期待ください。それではまた。

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