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旅のように生きる。(2020年3月19日(木))
「表現をするとは、びっくりしたことを書くという、それだけのこと」「びっくりって、なにも特殊な体験に限られるものではない」「誰しも日々、なにかしら小さなことにびっくりしているのだと思うの」と、とある作家の方に教えていただいたことがあります。
昨日の夜、旅の記録をつけるかのように、日々を生きたらいいんじゃない?と思ったのですが、そのことを引き継いだ今朝、上に書いた作家の方の言葉を併せて思い出して、
私にとって「旅のように生きる」って、「日々の小さなびっくり」を粗末にせずに拾い上げて、丁寧に表現して生きていくことなのかもしれないなぁと思い、
そういう生き方をするには、相当ブレーキをかけて生きていかなければならないなぁということも思っているところです。
今、ジュリアン・バジーニさんの『哲学の技法』を読み始めているところなのですが、自分のOSが「東洋」であり「日本的」だなぁということを、いちいち納得しながら面白く読んでいます。
理論構築の輪に入りたいのに入れない理由、実践ということをかくも愛している理由。自分の思いが言葉にできない、相手に伝わらないと感じる理由。世界に詩が生まれた理由。
これもまた私には「びっくり」であって、こうしたびっくりを丁寧に味わい、表現しようと試みることこそが、旅のように生きて記録を重ねていくことなのだろうなと思っています。