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常に戒を身にたもち。(2020年5月22日(金))


今朝は小冊子の原稿に目を通しながら、気づけば狂ったような暴食をしている自分に対し、「頭を動かそうとするとどうしてこうなるのだ…」と思って作業の手を止め、温泉でさっと気分転換したのちに神託の森に行った。

「3月後半から初夏にかけて、「体質の変化」を意識する場面が増えます。年齢を重ねると体形や身体の調子が変わってきますが、そうした変化に丁寧に対応することが大事です。

あなたにとって今年は、深い海に潜りそこから宝をとってくるような年です。その海は多くの人が集まるような賑やかな場所ではなく、仲間や協力者から少し離れて自分ひとりで何かするような、一旦停止をするような場所で、

あなたは自分のやりたいことを見つめ直すためにまとまった時間をとり、拾い上げた宝が死なないように大切に育んでいくような、そういう年を過ごすでしょう」。

ここのところの疲労は、世界の中心の急激な瓦解と、至るところから何かしら新しいものがぶわっと芽生えてくるような得体のしれないエネルギーを感じているところから来ていると思っていたのだが、どうやら今の私は「動物」としての変換点にもあるようだ。

はっとして思い出したのは、それこそ今朝目を通した小冊子の中で、ほんの数ヶ月前の自分が、ブッダの言葉やその他の智慧を、次のように書き残していたことだった。

「常に戒を身にたもち、智慧あり、よく心を統一し、内省し、よく気をつけている人こそが、渡りがたい激流を渡り得る」

「いい方便とは、その人にとって必要なものを、必要な時に、必要な形で与え、支えることであり、これは慈悲によってなされる。「慈」とは、その人の本来持つ明るさや爽やかさの現れを思い浮かべ祈ること。「悲」とは、その人のことを身体的な感応によって理解すること」。

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