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笑顔と彩り。(2020年5月28日(木))

不意打ちをくらわないようにと思いながら過ごしていたはずの昨日は、(今にして思えば油断していた)夜になって同じ下宿にいる若い子に「レポートの添削、助けて!」と言われたことに、「もーー!」と愚痴を言い、おやつを食べながらそれを片付けるという「不意打ちへの悪ノリ」で一日を終える形になった。

「ま、こんな自分も愛嬌があっていいじゃないか」と苦笑しながら、作文を終えてお茶を飲んだ私は、そのまますうっと眠りについた。

翌朝温泉で自分を癒した私は、化粧をしながら自分の立ち姿を鏡に映してみた。

「胸を張った方が、最近膨張している身体が目立たないな」

そう気づいた私は、その調子のまま外に出て、喫茶店に入りコーヒーを飲んでみた。

瞑想の時に行うような深い呼吸が、とってもラクにできている自分がいる。そのまま鼻から吸って口をすぼめてふうーっと吐く深い呼吸をし、目を閉じて、肩の力を抜く。「私は明るく爽やかです」と心の中で唱える。自信と美しさがじんわりと割り増されてくるような気がする。

瞑想をよろこぶ自分、やんちゃに悪ノリをする自分。一色でない自分が愛おしい。

#エッセイ #小説 #日記 #memento