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経験というレゴを集め、組んで遊ぶ。(2020年2月16日(日))

レジリエンスって、要は、(1)経験のパーツをたくさん持つことによって、(2)それらを臨機応変に、柔軟につなぎ合わせて「予測不能」に対応させる能力を言うんだ!と、

『TEAM OF TEAMS』を手帳に書き写しつつ読み返しているうちに、去年、武術の先生に教わったことと「レジリエンス」の概念とがつながって、

「あぁ、そうか!役に立つかどうかわからないような動作の経験をたくさん持っておいて、有事にそれらをぱっと組み合わせて繰り出すことを、レジリエンスとも言うのか」と、理解した朝です。

そして、『TEAM OF TEAMS』の中の、「予測することの傲慢さ」とか「謙虚さを持ち、つまり驚きや未知のものというのは避けられないとことを認め」という言葉に本当にはっとさせられています。

「自分は間違わない」とか「自分は何でも知っている」というスタンスは、ネットや高速交通手段の発達などで、あらゆるつながりの密度が増し、誰のどんなアクションが、どこにどう影響を及ぼすかが全く読めなくなった今の世界においては、もう通用しないので(固く閉じた、狭い世界でしか通用しない)、

思うに任せぬことは必ず起こるという前提に立った上で(この姿勢を「謙虚さ」というのだ!)、

有事にはとっさに避難し、すぐに助けを求めたり、反撃したりできるよう、日頃から自分の世界を広げたり鎮めたりしておくこと(=つながりの基礎となる「信頼」と、さまざまな「経験」とを蓄積し続け、平時には怒りの炎の「防火」に努めること)が大事なのだなと、改めて学んでいます。

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