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「y=ax(行動=関心×きっかけ)」というわかりやすい方程式が教えてくれること。(2019年5月15日(水))

西條剛央さんの『構造構成主義とは何か』の読み返しがたのしく、今は第4章を読んで、「y=ax」(y:価値があると思い、行動に移す「出力」a:「関心」x:学びやきっかけなどの「入力」)の構造に夢中になっています。

この式を覚えておけば(覚えやすいのがまたいい!)、例えば「同じ環境にいて同じものを見ているのに、なぜそこからのアクションが自分と横にいる人とで違うんだろう」と困惑することがあっても、「あ、aが違うんだ(横の人はbなんだ!)」とわかるばかりか、

「横の人は、横の人なりに頑張ってるんだ」と自分の物差し(a)に頼ることなく思うことが自然にできるし、

「自分が感じることって、相当、自分の知覚機能(視覚や聴覚などの五感と、それらのアンテナの向きを決める自分の関心(a))に規定されちゃって、他人とはびっくりするほど違うのだな」とも気づけるし、

「yを最大化するには、aの大きなところにxを集中投資すればいいんだ」なんてことであったりとか、「横の人のyを最大化させて喜んでもらうには、bとの相性のいいxを提示すればいいな」なんて戦略を立てたりとか、

「良質なxを集めてくるには、自分のaがどのようなきっかけや背景で醸成された、どのようなものなのかを表現すればいいのだな」ということもわかってくるし、

他人が実践している様々なyを、その人のbとxに因数分解した上で、そこから浮かび上がったxが自分のaと相性のよいものであるかを見極める視点も得られる。

「y=ax」を覚えておくだけでこれだけの知恵が得られるって、すごいことですよね…。

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