私は今のところ、嫌いな人のために一生懸命祈ろうとは特段思えずにいるのですが、
その人との接点を絶ち、距離を置いて「その人にはそうする理由がそれなりにあるんだろうな」と思いながら、ゆっくりと時間をかけてその人のことを忘れていくことはできるし、
その一方で緑を見たり風を身体で感じたり土の香りを嗅いだりして「ありがたい」と思うことはできる(そういう時間を過ごしているときには「私にことを正しくわかってほしい」などとは思わない)ので、
私の場合は、祈る代わりに、そうした時間を意識的に大切に過ごそうと思ったのでした。
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