神託と翼。(2020年5月19日(火))
「休め、遊べ、身体を動かせ、そしてこれらのパーツを集めよ」。不安に律儀にお付き合いする必要は、一切ない。絶え間なく押し寄せる不安からはその都度距離を置き、そのままそこに置き去りにして、私はただパーツ集めをたのしもう。
そんなことを思いつつ、リダのもとから下宿まで歩いて戻ってそのまま部屋でぐっすり眠った私は、翌朝、散歩がてら神託の森まで歩いて、そこの社でメッセージの書かれた紙をもらってきた。
「今のあなたはいい意味でみんなを置いていこうとしている。孤独の不安も置き去りにして、「なんか、楽しいんだよね」と勝手に行動をしていく。その行動の先に、あなたは何か新しい宝物を見つける」。
どうして神託は、私の求める言葉をそのままくれるのだろう。木々の緑と渓流と、土の甘い香りに抱かれた中で受け取るその言葉が、しみじみとありがたかった。