「いい加減・適当」システムをうまいこと使って。(2020年4月26日(日))

昨日、池田清彦さんの『初歩から学ぶ生物学』をひととおり読み、今朝またその第1章「生命についての素朴な疑問」を、今度はメモを取りながら読み返し、

生きるとは「オートポイエーシス」なシステムを稼働させることという話のおもしろさに、改めて引き込まれています(このシステムの理解を深めるために、早く続きが読みたい)。

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「オートポイエーシス」なシステムというのは、まず、「常に暫定的」に、これは自分/これは自分じゃないと言った具合に「その都度内と外を確定しつつ自分自身を保って」、「自分を構成する物質をどんどん変えながら」「自分で自分を作り、それを常に現在進行形で行な」う仕組みのこと。

池田清彦さんはこの仕組みについて、不変的・普遍的な法則を「厳密に理屈どおり」に当てはめるのではない、「いい加減なところで」「適当に」やる(やったりやらなかったりする)仕組みだということをおっしゃっていて、

今の私は、この「いい加減・適当」システムをうまいこと使って生き延びたいなと思っているのです。

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