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「雲のむこう、約束の場所」を見た③-佐由理周辺、恋-

以下、最後なのに一番まとまりのない内容になります。それから一番ネタバレが多い。

佐由理の性格・第一印象
佐由理は純粋っぽいけどファムファタルを地で行く感がある。オタクだからニヤニヤしながら中学時代の彼女と浩紀・拓也を見てしまう。

相変わらず難しいところもあった
音信不通になる=目覚めなくなってしまっていたのところが結構早足で描かれていた(浩紀視点で描かれていたのもそう感じた要因か)から、理解に時間がかかってしまった。でも現実で起きる事件もそういう風に唐突なものだよな。自分がいちいち説明を求めすぎな気がしてきた。

終盤
眠っている佐由理と浩紀の意識上の交流の描写は、レビューでもよく見たけど、「君の名は。」っぽさがあった。というか全体的にそう。クライマックスで目覚めた佐由理が浩紀に伝えたかったことがあったけど忘れてしまったと涙を流すシーンは、「君の名は。」と似ているようでまた違う神秘的な魅力があった。ドラマチックで印象的。
「涙が溢れるほど焦がれて、伝えたかった思いがあった」ということを覚えているならば、きっと佐由理はすぐに浩紀への恋慕の念を思い出せると思っている。しっとりとした終わりだ。変に明るすぎない、けれども前向きなエンドは満足感があって好きだ。

これにておわり。

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