思い出しちまったもんでね。vol.2
途端に涼しくなりましたね、皆さんにとっても最高に寝やすい環境というのはこれくらいの気候なのではないでしょうか。
夏から秋になるのは唐突ですよね、急に涼しくなるので体調管理が大変です。
高校の頃は毎朝遅刻との戦いでした。
いえ、寝坊常習犯というわけではなかったんです。
僕はとにかくお腹が弱かったので、毎日1時間半ある通学時間で1、2回はトイレに行っていました。
その為、周りの生徒より電車1、2本分は早く家を出ていたんです。
しかし腹痛っていつ止まるかもわからないので、毎日遅刻しないかどうか、駅のトイレでヒヤヒヤしながら汗をかいていました。
そんな僕にとって季節の変わり目は非常に厄介な敵でした。
半袖のワイシャツをペラペラの夏服ズボンに突っ込んで、1、2本早い電車に間に合うようダッシュするわけですが、駅に着く頃にはかなり身体が熱くなって汗が出てきます。
電車に乗り込み座ると、途端に汗が止まらなくなって、秋の涼しい空気が我先にと素肌目掛けて群がってくるんです。
そうなると僕に身体は急速に温められたり冷まされたりして、もうてんわやんわ。混乱してしまうんですね。
僕の弱いお腹は当然心身にダメージを負うので3、4駅進んだ頃には「今すぐトイレに行けボケカスが」と喚き散らかしてくるんです。
その度に「あと2駅で乗り換えだから、それまでどうかお願いします」と使えないお腹にではなく、居るかも知らない神様にお願いするんです。
そんな生活が続きますと、やはり人間怖いもので、遅刻するかしないか、お腹痛くなるかならないか、そういう不安も受け入れ始めるんですね。
全てを含めてルーティーンとして動き始めるんです。
お陰で高校生活は3年間皆勤でした。
そんな高校3年間を支えた肉体は、高校1年生から高校2年生の夏まで所属していたウエイトトレーニング部で作り上げました。
ただ一点、胃腸の弱さを除いて。
というわけで今回はウエイトトレーニング部での生活を振り返りたいと思います。
ウエイトトレーニングと聞いてまず最初に何を思い浮かべるでしょうか。
そもそも聞き慣れない単語だと思う方も結構いらっしゃると思いますが、なんとなく「あーあの、あれ、うぃっって持ち上げるやつ」と言いながら両腕を頭上に突き出す方が多いのではないでしょうか。
大体あってます。
ただ、皆さんの想像する競技は「ウエイトリフティング」という競技で、いわゆる「重量挙げ」です。
🏋️♀️⇦これ。
僕が入っていたウエイトトレーニング部でやっていたのは、「パワーリフティング」という、筋トレにおける基本的なトレーニング、「ビッグ3」を競技として行うものでした。
ベンチプレス、スクワット、デッドリフト。この3つです。
聞いたことある方、結構いらっしゃるのでは?
ちょっと知らないって方は「ビッグ3」で調べてみてください。
もっとも、知らないままでもいいです。
要するにただ筋トレしてるだけですから。
何故ただ筋トレする部活に入ったのか、経緯を知らない方は前回をご覧ください。
さて、無事ウエイトトレーニング部、縮めてウエイト部に入った僕ですが、すぐに困難が立ちはだかりました。
前回をご覧の方なら、僕の肉体が如何に貧弱であるかご存知でしょう。
そうです、gmです。
ウエイト部に入ったらすぐに基本的な筋トレが始まりました。
腹筋100回、スクワット100回、腕立て50回。
もちろん連続ではやりませんでしたが、休み休みやっても僕の身体は最初の30回くらいで悲鳴をあげていました。
ついでに胃腸も泣いていました。
新入生1人1人に教えてくれる先輩が2人付いてくれるのですが、いやぁ、、、先輩方には迷惑をかけました。
なにせ、碌にメニューが進まないですから。
先輩はとても優しい方々で、僕が全然できなくても、「最初はそんなものだよ、顧問にバレないよう、適度にサボるのも生き残る術さ」とさらりと物騒な言葉を吐きながら、僕の隣で笑顔で腹筋していました。
と、ここで出てきた顧問に関してはまた別の機会にじぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっくりお話していきますので、お楽しみに^^
ともかく、最初の1ヶ月は地獄でしたね。
週4の部活だったんですが、週7日筋肉痛でした。
え、週4て少なくない?
その疑問を口にした方、筋トレは毎日続けて良いものでもないんですよ。
というのも、筋肉がつくのは、実は筋トレをすることによって疲労し、ダメージを受けた筋肉が、休息で回復することによって大きくなっていくからなんです。
ですから、物凄く筋トレをした時は、その分筋肉を休ませなくてはいけないんです。その回復の補助をするのがプロテインといったところでしょうか。
そんなわけで、筋肉を休ませるために週4で中3日が空いていたんですが(僕が通っていた高校は土曜登校有り)、そんな1日やそこらで回復するほど僕の身体は強くありませんでした。
最初の1ヶ月は、生まれたての子鹿のようにプルプルしていた時間がほとんどでした。
階段の登りは、手すりを両手で掴みながら一歩一歩登り、降りは崩れ落ちるようにズダダダダと降りていました。
いや今思うと異常ですね。周囲に居た人はどう思ったんでしょうか。日常風景だったんでしょうか。
もっとも、僕だけがこうなっていたのではなく、大半の新入生がプルプルしてました。
仲間になりたそうなスライムみたいにプルプルしてましたが、僕の場合は酸素吸入機が必要なニコチン依存症のお爺さん程震えていました。
それほど筋トレに励んでいたんです。
僕はあくまで必死でした。一刻も早く強くならないといけませんでしたから。
入学してから2週間してやっとクラスに友達ができてから、より一層「ナめられてはいけない」という念が強くなり、筋トレに励みまくりました。もちろんその間に部内の友達も数人できていました。
今でも非常に仲の良いS君は、中学の塾で知り合った友人なのですが、高校入学時に同じ高校に通うことが判明してから仲良くしていました。
仮入部期間でさまざまな部活をのぞいていたS君は、もちろん僕が入部を決めたウエイト部にも来たのですが、僅か2時間で「ボクはここじゃない」と言って陸上部の仮入部へ向かいました。
彼は非常に賢いので、見破っていたのかもしれませんね。
ウエイト部顧問のヤバさを。
というわけで今回はここまでにします。
次回の続きをお待ちください。
顧問がヤバいです。
YouTubeに色々作った曲とかUPしてます、よかったら聴いてみてくださいね^^
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