起業日記 後悔と孤独

起業を決めた理由は前回の記事に書いた。そして、その決断を上司に伝えた。

そうやって会社員の終わりが確定してから、猛烈な恐怖が襲ってきた。わかってたはずなのに、不安が押し寄せる。やめたらもう給料は振り込まれない。自分で稼ぐしかない。わかっているのに、起業すると決めた時からわかっていたはずなのに、辞めることが確定してから怖くなってしまったのだ。やはり口だけで起業したいと言うのと、実際行動に移すのは天と地ほど違うのだ。

1人で考えてると堪らなく不安になるので、誰かに相談しなきゃ…と思ったが、一体誰に相談できるだらう。家族に話しても、起業することをますます不安にさせるだけだ。お金持ち社長目指すって啖呵切ってる手前、こんな悩みは言えない。

周りの友人には企業勤めがほとんどなので、こんな悩みを打ち明けたとしても「起業は無理だよ」とか「やっぱり会社員やったら?」とか言われるだけだ。起業を志してわかったが、大企業の社員にとった起業は完全に対岸で起こっていることだ。

家族も友人もダメなら、起業のアドバイス等をたくさんいただいた起業家の先輩達だろうか。いやでも、背中を押してもらっていよいよ実行に移したのに「すみませんやっぱり怖いです」なんて言えない。

ということで、起業を決めたはいいものの1人で悩みと不安を抱えるようになってしまった。そして誰にもそれを共有できない。

興奮と不安が交錯した日々。そんな感情をもとに前に突き進んでいくしかない。

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