仕事に大切なのは「目的・目標・現状・やる事」の把握

こんにちは、吉川です。

先日、新しいプロジェクトに参画することになりました。経験のない業界のプロジェクトで勉強することが多い毎日です。
これまで様々な分野のプロジェクトに関わり責任者も経験しましたが、改めてプロジェクトの『目的』が明確か、目的を達成するための目標や現状・やる事が明確になっているのか否かでは、仕事の進み具合やまとまりが変わってくると感じています。

▼目的の重要性
以前、
「なぜ、目的が明確な方が良いのか？」
と質問を受けた事があります。目的は「目で見る的(マト)」と書きますが、物事のゴールになります。「最終的にどうなりたいか・何をしたいのか」のゴールを明確にすることで、目指す姿が明確になり筋道が立ち業務がブレなくなったり、モチベーションの維持ができると考えます。チームで仕事をする場合は目的を共有することで全体の効率やモチベーションにも繋がる大切なものです。

例えば、仕事で「メディアに紹介してもらおう！」と仕事する場合と、「認知度を上げるためにメディアに紹介してもらおう！」とゴール(認知度を上げる)設定し仕事をする場合であれば、後者の方がゴールが明確なので、どんなメディアに露出したらいいか？などを考え、目的を達成するために仕事しやすいのではないでしょうか。前者は、仕事をしているうちに「何のためにメディア載せるんだっけ？」といった疑念や不安も抱く可能性もあると思っています。
仕事をする時間は有限のため、効率的に仕事を進める意味でも「目的」の明確化は重要だと感じます。

▼目標の重要性
より目的達成のために効果的な仕事をするには、他にも明確にしたい事があります。
それが、「目標・現状・ToDoの明確化」ではないかと思っています。
目標は「目的にたどり着くための印(通過点)」であり、目的の達成水準だと考えます。目標設定することで、何をどれくらいやればいいのか、進捗状況なども分かり、より生産性を上げやすくなります。

例えば、「認知度を上げる」という目的が決まったら、いつまでに・どのぐらいの予算で・何をする？など目標である期間や数字を明確にしておくと、より行動がしやすくなると思います。
「認知度を上げるため(目的)に、○年○月までに40〜60歳女性の認知度を10%にする、予算30万」
というように目標を立てていきます。目標は目的が決まったからこそ設定できるものであり、時々目標が目的になっている計画書もあるので私も気をつけています。

▼現状把握の重要性
目的と目標の設定に次に把握しておきたいのは、現在どのくらい進捗しているのかの「現状把握」だと思います。現状把握するメリット​は、理想と現状の差を知ることによって、何をするのかが具体的かつ効率的に計画できることだと考えます。

例えば、「認知度を上げる」目的があり、目標を「○年○月まで40〜60歳女性の認知度を10%にする、30万予算」と設定します。ここに現状をプラスすると「○年○月現在40〜60歳認知度0.1%※大手調査会社調べ。載ったメディアは△△、××。予算残り30万」となるとします。すると、目標と現状のギャップが把握でき、「どうやって認知度を10%にしようか、どんなメディアにアプローチしたらよいか？」など具体的にやることが出てくると思います。
逆に現状把握せず進めると、予算があると思ったら実は使い切っていたなど、全体の動きもバラバラになりかねません。現状把握してから行動するとより具体性も増し、目的と目標に向かって効率的な計画が立てられると考えます。

▼やること、TODOの重要性
目的・目標が決まり、現状把握ができたら、具体的にいつ・どんな行動をすれば目標が達成できるのか？と洗い出す事が大切になってきます。やる事が明確になっていれば行動に楽に移せると思います。
目的があるからTODOの軸がぶれず、目標や現状が分かるからTODOが明確になるイメージでしょうか。やることが先行する仕事は方針やゴールがぶれやすい印象で、方針が二転三転すると参画しているメンバーも不安になったりモチベーション低下にもなりかねないです。

私がこれまで仕事をした中で「目的・目標・現状・やること」が明確で、チームみんなで共有していた時は、効率的に仕事ができ一緒に仕事するメンバーも目的に沿って仕事できた体感があります。また、メールや紙でも常に確認できるようにしておくのもオススメです。目的があっても忘れたりする事もあるので、確認できる物を用意すると便利だと思います。

今日もありがとうございました！
吉川康弘（よっしー）

<参考文献>
https://richfield-bs.com/cp-bin/wordpress/2018/03/23/purpose/
https://www.missiondrivenbrand.jp/entry/skills_objective_target
https://www.cydas.com/peoplelabo/mokuhyo_mokuteki/