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花粉症予防

毎年この時期にひどくなるのが花粉症!!

近年花粉症で悩む方も増加しており、もう国民病ではないかと思う程多くの人が花粉症になっています。

その花粉症で苦しむ方のお役立てればと思い書いてみました。

あくまで私の一意見なので、ご興味ある方は読んでみてください。

花粉症

花粉症の症状は知ってとおり、目の痒み・くしゃみ・鼻水・涙・喉のイガイガなど、色々と症状が発生します。

なぜ花粉症が発生するのかと言うと粘膜の脆弱性と免疫が大きな要因となっています。

粘膜組織は上皮細胞による壁機構(タイトジャンクション)により異物の侵入を防いでいますが、粘膜組織が何かしらの要因により壁がボロボロの状態になってくると、そこから異物(花粉)が侵入し、その反応として涙や鼻水を出して追い出そうとします。

右側がタイトジャンクションが崩壊している状態

花粉症発生のメカニズム

花粉症は一度体に抗原(花粉)が侵入すると、それは体の免疫細胞が記憶し次回侵入してきた時はすぐに攻撃が出来る様に臨戦体制が作られます。

タイトジャンクションが壊れていると抗原がどんどん体に侵入してきて免疫もめっちゃ働いている状態になり、その反応で目の痒み、くしゃみ、鼻水などの症状が出てきます。

このサイクルを止めないと花粉症の寛解は難しくなります。

花粉症寛解のためにする事

1、粘膜強化

2、免疫細胞の抑制

この二つが大事になってきます。

粘膜強化の為にタイトジャンクションを強くする。

そして過剰に反応してしまう免疫を抑制。

それについて一緒に勉強していきましょう。

花粉症寛解に必要な栄養素

最重要な栄養素はビタミンAと水溶性食物繊維になります。

粘膜組織の回復や抗炎症効果が期待され花粉症の寛解に繋がると考えられています。

ビタミンAは皮膚・粘膜の再生やTreg,Breg分化誘導(免疫抑制)の作用があります。

水溶性食物繊維は抗炎症効果や酪酸による腸内環境の改善が期待できます。

それ以外に亜鉛、ビタミンD、マグネシウム、たんぱく質、プロバイオティクスなどがありますが、まずはビタミンAと水溶性食物繊維です。

免疫抑制の為に避けるべき食材

体にいい物を摂っても、体に悪い物を沢山とっていると中々良くなりません。摂るのと同じくらい体に入れない物もあります。それは・・・

食品添加物が含まれた食材・トランス脂肪酸・リノール酸(オメガ6系)・加工食品・牛乳・小麦類などになります。理由を言うと長くなりますが、これらは体の炎症を起こし、腸内環境も悪くし、結果としたらタイトジャンクションを弱くし異物(花粉)が体に侵入しやすい環境を作ってしまいます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は簡単ではありますが、花粉症のメカニズムと予防法について一緒に勉強していきました。花粉症予防には粘膜の強化と免疫の抑制が最重要課題です。

個人的にはアレルギーがあった身として免疫の抑制はとても大事だと感じています。

僕らの体は免疫を弱くするとか強くするとかではなく最適な状態で免疫が働いてくれる体作りをする事が大事になってきます。アレルギーは免疫が強く働いて過剰に反応している状態(カリカリ、イライラしている状態)。ヘルペスのような弱いウィルスにかかる時は免疫が弱くなっている状態です。

栄養療法には「免疫寛容」という免疫がちょうど良く働いている状態を指す言葉があります。

これは自己に対する免疫寛容であったり、食物に対しての免疫寛容であったりします。

花粉症やアレルギー予防に反応する物質を避けても、ライフスタイルが変わらないとドンドンとアレルギー物質が増えていくだけのような気がします。まずは抗原に対して過剰に反応しない体を作る事が大事だと考えています。

ですので、今のライフスタイルを一度見直してみて、ちょうどバランスのとれる状態になると花粉症寛解にも繋がるのではないかと思います。すぐに結果が出るものでもないですが、じっくりと良くするイメージでお願いいたします。

一人でも多くの花粉症に苦しむ人の参考になりお役に立てていれば幸いです。

もし免疫についてもうちょっと詳しく知りたい方はご連絡ください。

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