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嵐とファンとの4つの交換価値~文脈価値~嵐⑧


こんばんは、チーママやよいです!
大野くんのお誕生日ですね!おめでとうございます!メンバーがちゃんとインスタなどで発信してくれる。ファンがおめでとうと言う機会を与えてくれる。大切なことですね!さすが嵐さん!今日も嵐に学ぶブランディングをテーマにお届けいたします!

東京の書道教室 書道のはな*みち 主宰 スパルタ書道家 高宮華子先生の双子の姉、はな子ママのラジオ番組「はな子ママのお部屋」を聞いて、学んだこと、気づいたこと、感じたことなどを愛弟子兼チーママやよいの独自の視点も加えて書き連ねていきます。はな子ママのお部屋のnote支店としてもご活用ください。

はな子ママ、華子先生のことをもっとお知りになりたい方はこちらにアクセスしてみてくださいね。

嵐とファンとの4つの交換価値についてお話しています

①機能的価値②感覚的情緒的価値③経験価値までお話しました。本日は4番目の文脈価値からです。

文脈価値は、状況、状態、気持ちなどどんな文脈で使用したかで変化する価値、です。

文脈価値の交換とは、マーケティングの領域で最近聞く機会が多くなってきました。

商品やサービスが一律化してきた最近だからこそより大事になってきたことです。

コンテクスト、つまり文脈ですが、

商品やサービスを、どんな文脈の中で使用したかで価値が変化することに注目が集まっています。

例えば、

ミシュラン店に行って、一人で食べるのか、気が合う大好きな友達や、または彼氏彼女と一緒に二人で食べるのかで、感じる価値が違う、ということです。

出されるお料理も支払う金額が同じでも感じる価値と、その金額を払って良かったね、と思う気持ちが異なる場合があるということ。

こういう文脈によって価値へのベネフィットが違うことを文脈価値といいます。

これは、売り手だけでは、生み出したりコントロールすることは難しいです。

買い手と一緒に価値を作っていくことが大事です。

共創(きょうそう・・・共に創る、価値共創ともいいます)という言葉が最近よく見られるようになりました。

共創もまた交換の価値になります。

さらに、

サービスドミナントロジック(SDL)という言葉があります。

これは、2004年に提唱された比較的新しいマーケティング理論です。

商品やサービスにもともと備わっている価値を、本当の価値にするのは買い手、つまりお客さまですよ、という考え方です。

例えば、書道家を例にとりますと、

「書」も、誰かに見てもらって初めて完成するもの。

アートは一方通行では成り立たないのです。

両想いであることが大切です。

嵐とファンの活動を見ていると、このSDLがごくごく自然に行われていることがわかります。

今までのお話にも出てきたペンライトですが、2014年自動制御システムにより、演出の一部となり、会場全体の風景はファンが持つ一つ一つのペンライトで描かれています。ファンのみんなで作っているのです。

嵐とファンが共創した風景になるのです。

ペンライト一つ一つの光がファンの愛なんだと感じ、ぐっとくるところまでライブ参加の醍醐味として1セットになっています。

こういう気持ちや感想もファンはSNSに書き込むことができます。演出家はそういうのをちゃんと見つけて、またペンライトによる自動制御システムが作る素敵な景色を作ろう、さらにいいものを創ろうと奮起します。ファンの言葉をきちんと拾い上げて、それをヒントにさらにいいものが出来上がっていくのですね。

ペンライトの文脈価値をさらに上げるために、ライブの中では自動制御されていない時間も十分にとってあります。

ペンライトの色を自分の好きなメンバーカラーに変えてアピールすることもできます。また、誕生日を迎えたメンバーカラーに手動で変えて、会場全体でお祝いする気分を共有することにも一役買っています。

MCをしているメンバーのカラーに変えて応援したり、押しのメンバーのカラーでなくてもペンライトで気持ちを伝えることもできます。

光と色で意思表示ができる演出もまた、自分自身でライブに参加して盛り上げている、ライブを一緒に作り上げているという文脈価値を上げることに繋がっています。

このように嵐のライブの風景にいるよという超参加型になっているライブが終わると、しばらくしてDVDやBDが発売されます。そこにも自分の光がある。共創したライブ参加者は、よりDVDやBDを買いたくなります。

こういうことをよく理解して設計されているのでしょう。この文脈価値により更に購買意欲は上がっていくのです。

この文脈価値を売り手と買い手が相互方向で交換インタラクティブすることで、商品やサービスは、自分たちが作っているものということになる。機能、情緒、体験により価値が上がってお得に感じる。同じお金を払うにしても、同じ時間を使うにしても、かけがえなのない超お得な交換だったと思えるのです。

提供する側は、買い手にとって意味のある文脈価値を作り上げとことん考え改善することが交換価値を高める重要なことです。

お客さまが、商品やサービスを、自分で時間とお金を使ってその体験、経験を買う時に大事にしているのが前回と今回お話したこの4つの交換価値です。

これはカスタマージャーニーと言って、お客さまの旅を意味します。

どういう気持ちで商品を購入するか、ただ買うだけではなく、そこにはいろいろなストーリーがあります。

SNS全盛期である今、いろいろな手法を使っていますが、あざといとかいうわけでなく、ごく自然に使っていることが素晴らしいです。

嵐ファンの気持ちに寄り添ったマーケティング活動が大切なんですね。

今日は長くなりましたので、続きはまた明日です!

明日は5A理論についてお話いたします。

それでは、最後に恒例の

今日の草書コーナーです。

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けっこう意外な答えかもしれません。

正解はこちら!
まずは行書で

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続いて楷書で

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でした!
草書になるとずいぶん字体が変わりますね!
変化が大きいものを探して載せていますので、わかりやすい字もけっこうありますのでご安心くださいませ。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
おやすみなさい。

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