見出し画像

条件付きロックダウン解除 ハグ•キスは家族に限る

イタリアをはじめとして、ヨーロッパの都市封鎖が6月3日解除されましたね。

いろいろな条件付きですが、まずはよかった。

で、、、大変なことに気がついた。

他の国は知らないけれど、イタリアは、解除は条件付きで、注意事項の最後に、 

ハグ、キス、は、家族に、限る

というのがあるそうだ。

彼女の肩に手を回したら、罰金400€とか。

えー、そこの人!そこの二人ですよ。家族なんですか? 恋人? 肩に手を回すのは違反です。罰金五万円です。

日本なら給付金は2日でおしまい。

警官はいちいち取り締まらないと思うけれど。一応は公の文書に書いておかないとね、といったところか。

でも、自粛警備隊がいて、つまり、普通の市民ね、今まで気にもしなかった他人の目を気にすることもある。
日本にいたって、バスに乗って、突然鼻の先がモゾモゾして(なぜ普段一度もないようなことが乗り物の中で起きるのだ)やむなく、肘で顔を小さく押さえ込んで、小型犬みたいに、クチュン。
その時、キッと振り返って睨みつける人がいて、思わず、
すみません、ただのクシャミで
と言い訳をする。

で、昨夜何ということなく、映画の予告を見ていて、
このコロナの騒ぎの2、3ヶ月で、完全に私の脳がやられてしまったことに気がついた。

🚗

美女と美男が寄り添って、額が近づき、そして、、、

という場面。今までだってたくさんあったし、そんなシーンのない映画なんて稀だったはず。
アルマゲドンだってインディペンデンスデイだって、スターウォーズだって、
手に汗握る戦いの後、彼を待つ彼女に駆け寄り、kiss。

そんな壮絶な闘いの後数分しか経っていない異常な興奮状態で、そのような挨拶の仕方が可能か、あり得ない、と今までは、不満に思っていた。

でも、このシーンがなくて、ヒーローが黙って向こう側に消えていったら、映画の鑑賞券を買った私は、絶対腹が立つだろう、とも思っていた。

昨日は、画面を見て、

あ、いかん、、、近づき過ぎ、、、
あ、、、それは、今は、危ないんじゃないか、、、

心の中の警報が激しく点滅、、、

湧き上がる不安で、二人の大したこともない接触が、避けるべきことのように思われたのでした。

この先、蜜です! というシーンで、
当分主人公に同化して、甘い夢を見ることは当分出来なくなったかもしれない、と思いました。
日常の挨拶、義理、として、家族間のハグキスはあると思うけれど、
心を込めて、っていうのは、家族になる前か、ま、そういうところで発揮されるものであって、

コロナ封鎖の後遺症、、、。やられました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?