【二次創作】壁打ち小説書きは交流アカウントに収益で勝てるのか?【副業で同人活動】
今回は「壁打ちアカウントは交流アカウント以上に総部数を出せるのか」特に小説サークルに関してを記事にしていきます。
小説サークルと限定したのはご相談頂いた方が小説書きだったということの他に、漫画サークルとは少し違う事情があるためです。
部数がなかなか伸びない…
交流はあまり積極的にはしたくない…
こんな小説サークルさん向けです。
参考にして頂けたらと思います。
①壁打ちは交流アカウントに劣るのでは?
交流してた方がなんだかんだ売れてそう…
ブクマ数や閲覧数、読者もついてくれるのでは?
こう思うってしまうのも無理はありません。
しかし、ここはパッと見た感覚だけではなく細かく分析してみる必要があります。
まずあなたが交流していたとして、その交流相手全員があなたの本を買ってくれると仮定しましょう。
ここでいう交流とは相互フォローしてるだけのレベルよりもう少し密接な「雑談をオンライン/オフライン共に数回以上してるレベル」と過程します。
その場合、何部プラスになるでしょうか。
100部はさすがに増えないでしょう。
どう考えても100人とそこそこ密に交流するのは、どんな陽キャサークルでも人気漫画サークルであったとしても不可能に近いです。
せいぜい10~40人、多くても学校でいうひとクラス位の人数が限界と考えられます。
つまり交流相手が買ってくれたとしても部数は40部プラスになる位ではないでしょうか。
この40部をどう捉えるか。
もともと交流が苦ではない性格ならば、しておいて損はないかもしれません。
けれど交流が苦手で心が削られがちという人は、40部のためにメンタルを疲弊する必要もないと考えます。
しかし上記の交流の意味の中に「会話はあまりしないけど相互フォローでリツイートをたくさんしてもらえる関係性」これも含めたとすれば、少し様子は変わってきます。
周知の通りTwitterでのリツイートは宣伝効果が高く、本来あなたのことを知らなかった人が興味を持ち読者になってくれる利点があるのです。
会話を含めた密な交流は苦手という人でも、相互フォローでリツイートをし合える関係はメリットも多いと考えられます。
「いや…そもそも不特定多数と相互になることすら苦手なんだよね、万が一の揉め事にも巻き込まれたくないしさぁ…」
こういった考えがあることも理解しています。
そして、気持ちもわかります。
昨今の女性向け同人界隈では炎上騒動も多く、その火の手は相互フォローにまで及ぶといった事案も度々目にします。悲しいことですが。
相互フォローですら自衛のため増やしたくない、そんな繊細なあなたにも希望はあります。
その理由を以下②で説明します。
②宣伝のTwitter、読者獲得のpixiv
結論から言えば、Twitter拡散に頼るよりもpixiv読者を増やす方が総部数には関係してくると考えています。
ここからは小説サークル独自の事情ですが、そもそも小説同人誌は漫画同人誌よりも売れにくいです。
小説同人誌を手に取る層はジャンルにハマってるガチ度が高く、二次創作漫画だけでは萌えが満たされない層なことがほとんど。
pixivに行き、CP名で日々小説を検索しまくる…熱くハマってる時期にあるあるなのではないでしょうか。
私YAYAにも身に覚えがあります。
漫画同人誌を買いたいという場合は、Twitterで見かけただけのサークルの本を手に取ることもありますし、イベント会場での衝動買いもあり得ます。
けれども小説同人誌を購入する場合は、Twitterだけでなくpixivも絶対にチェックしているはずです。
小説同人誌は衝動買いされにくく、ほぼ確実に「どういう傾向の話を書くサークルなんだろう」と買う側は事前にチェックしています。
その場合、Twitterで流れてくる短い小説ではなくpixivの作品を確認します。
そこで性癖に合う話を見つければ「よしこのサークルは買いだ」となるのではないでしょうか。
Twitterからあなたを知りプロフィールリンクからpixivに行ってくれる場合もありますが、購買に繋がる読者はダイレクトにpixiv検索している場合も多いでしょう。
過去記事、
「【二次創作】Twitterフォロワーを増やしたい!【副業で同人活動】」
「自粛の今こそ!稼ぎに繋がるSNS準備・売れるためのサンプル作成法【エアイベントもいいかも】」
このあたりでも「本を手に取ってくれる読者を獲得したいならpixivを伸ばすべき」という内容を書いていますので、興味があれば読んでみてください。
Twitterフォロワー数よりも、pixivフォロワー数を増やす努力を。
宣伝のTwitter、購買層獲得のpixivです。
「壁打ちアカウントは交流アカウント以上に総部数を出せるのか」ですが「出せます」。
ただしそれは自身のpixivページ内で作品で充実させている状況が整っていてこそです。
逆に言えば、Twitterばかりを充実させてもpixivページに作品が無ければ小説同人誌はほぼ売れません。
この辺りは漫画同人誌と多少事情が違ってくるという理由です。
①②をまとめると
・交流そのものを楽しめるのならばしておいて損はない。
・交流を頑張ってもせいぜい増える部数は40部程だと考えること。
・Twitterは宣伝目的、pixivでの作品を充実させ固定読者をつける努力を。
以上のように考察します。
③「フォロワー数少なくて馬鹿にされたくない」という気持ちは不要であるその理由
余談となりますが「そんなこと言ってもTwitterのフォロワー数が少ないと作品も面白くないって思われないだろうか?」という懸念です。
これについては、気持ちはわからなくはありません。
他の小説サークルさん達は500フォロワー位いるのに、自分は30フォロワーしかいない…このような状況なら誰しもネガティブになってしまうでしょう。
ただpixivでそこそこの数作品を上げていて、それが一定の評価を得られているのならばTwitterのフォロワー数もある程度は増えてくる傾向があると考えています。
それは単純に「このサークルさんの作品すごく良かった、この人のTwitterもフォローしておこう」というファン心理からくる読み手からのフォローです。
同人誌の宣伝しかせず萌えのつぶやき1つもない、といったよほど極端なアカウントではない限り、フォロワー数も徐々に増えると予測できます。
そして「交流をしている」小説サークルさん達は500フォロワー位いる、「交流をしていない」自分は300フォロワー…このような状況にまでなればそれほど心配はいりません。
フォロワー数の差も500と30ならへこみますが、交流サークル500フォロワーと無交流壁打ち300フォロワーならばほぼ互角と判断できるからです。
もし今現在フォロワー数のことで悩んでる方がいるならば、この位の数字感覚でいれば問題はないと感じます。
そして、ここでひとつ上記と似ているようで違う、以下のようなネガティブ思考も存在します。
「他のサークルからフォロワー数少なっwて馬鹿にされてはいないだろうか?」
読み手からどう見られているかよりも同CP小説サークルからどう見られているか、馬鹿にされてはいないだろうか、と気になってしまう状態。
この思考への解決法は持論があります。
それは単純で
「妬まれるよりも馬鹿にされてる方が安全圏にいる。」
この様に私YAYAは常々思っています。
女性だらけの同人活動の世界、数年以上活動していれば愚痴や噂話等を聞くことがそこそこあると思うのです。(それが良いことだとは思いません。)
そういった時に感じるのは「妬み嫉みには悪意があるけど、馬鹿にする発言にはほぼ粘着性がない」ということです。
なんなら馬鹿にされてるだけの状態は、愛されポジションにすらなり得ます。
これについては過去記事
「【二次創作】トレパク/ゆるパクと絶対に言われないために【お悩み解決:絵描き向け】」
こちらにも記載してありますので、読んでみてください。
ここから先は、少々きついアドバイスになってしまうのですが…
同人の世界で馬鹿にされることは実際のリアル世界で馬鹿にされていることとはまるで違います。
リアル世界、職場やプライべートで過度に馬鹿にされているのであれば、それは深刻であり対応が必要です。
リアル世界で馬鹿にされていなければ、同人だけの世界で馬鹿にされてても「あーオタク趣味の世界で馬鹿にされちゃたな笑」くらいで流せるようになります。
「同人活動で馬鹿にされたくない!」と病み気味の方がもしいらっしゃるのであれば、冷静さが今現在欠けてる状況にあるのかもしれません。
現実世界で上手くいっていない充実していないぶん、「私には同人しかもう無いの!」といった同人世界への依存状態にある可能性が高いです。
夢中で楽しむことと依存は違います。
同人は依存するものではなく楽しむべきもの(私YAYAの場合は副業の意味も含みます)であり、ストレスになったり現実をないがしろにしてまで活動することではない、と私YAYAは考えています。
また依存状態になると、クリアな思考で俯瞰で自分自身を見られなくなり、どんどん悪い方向にいってしまう悪循環にも陥りがちです。
偉そうなことを書いてしまいましたが、私YAYAも同人活動を始めたての頃に「リアルが芳しくないから同人に依存しTwitterと原稿をしまくる」時期がありました。
他サークルからどう見られてるんだろう、馬鹿にされてないだろうか、フォロワーが減ってないだろうか…そんなことばかり考えていた時期もあったことを告白します。
視野が狭くなると、解決策が見つかりにくくなります。
依存状態は視野を狭める一番の要因にもなりますので、注意が必要です。
これを解決するにはもう「同人以外の現実世界での問題点を洗い出し解決して(もしくは納得できる状況にして)メンタルを安定させる」ことしかないと考えています。
メンタルさえ安定していれば冷静さが戻り、自分自身の同人活動を俯瞰で見られるようになります。
「こうすれば部数伸びそう」「こうすればフォロワーが増えそう」「よし、トライアンドエラーだ試してみよう」といった冷静な思考に繋がるはず。
ぜひ、試してみて下さい。
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いかがだったでしょうか。
後半はテクニックや分析というより、お気持ち面/メンタル問題の内容になってしまいました。
気持ちの問題は個人差もあることは承知していますので、あくまでも「YAYAってやつの場合はそうやって考えて対処してるんだな」と思っていただけたら嬉しいです。
また次回からは、短めの記事も更新していけたらと考えています。
ひとつのテーマで長々と書いていくスタイルの当noteでしたが、さすがに「同人活動の問題点やコツ、部数を増やしたりネタだしのあれこれ、全部出し切ったかも…」という心境になってきました。
過去記事とかぶる部分も出てくるかとは思いますが「直近で思ったことやトラブル回避策、同人活動する上でのためになったもの」その様な小ネタも書いていけたらと思っています。
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